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僕が英雄?記憶にないんですけど?  作者: 髙龍


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第四十七話

ランニングを終え水を浴びている時に事件が起こった。


水を浴びているのは宿の裏手に設置されている井戸なのだがじっとこちらを見ている男がいたのだ。


「ちょっと。覗き?」


そう言ってアマンダは追いかけようとするがカノンが止める。


「待って。その恰好でいくつもり?」


「うっ・・・」


「とにかく僕の影に」


そう言ってサノスが2人を隠すように立つ。


「はぁ・・・。サノス以外に見られるなんて・・・」


「うぅ・・・。恥ずかしいです」


「ごめん。僕がもっと気を使うべきだったよ」


「サノスは悪くないわ」


「そうそう。覗き犯が悪い」


「次見かけたら容赦しないんだから」


「冒険者が暴力沙汰はまずいよ。僕が対処するから」


冒険者が一般人に暴力を振るえば冒険者カードのはく奪もありえる。


そうなっては困るのは自分達だ。


「サノスがそこまで言うなら・・・」


「恋人として絶対守るからね」


「うん。ありがとう」


「ジントが待ってるだろうし早く行こうか」


「そうね」


水浴びを終えてサノス達は身支度を整えて冒険者ギルドに向かった。


「おう。おはようさん」


「おはようございます」


「なんか、アマンダとカノンは元気ないな?」


「ちょっとトラブルがありましてね」


「トラブル?」


「水浴び中に覗きが出たんですよ」


「覗きだぁ?物好きもいるもんだな」


「ちょっとそれ、どういう意味よ?」


「暴力女とぺったんこなんて見て何が楽しいんだか」


「あんたをぼこぼこにしてあげましょうか?」


「依頼前に怪我とか笑えねぇよ」


「アマンダも落ち着いて。そのイライラは魔物に向けましょう」


「わかったわよ・・・」


「今日は私も暴れる」


口には出さないがカノンもストレスが溜まっているようである。


「とりあえず昨日の分を受け取ってそれから森に行くか」


「そうですね」


ジントが受付に行っている間にサノス達は装備を確認する。


「はぁ・・・。そろそろ剣をどうにかしたほうがよさそうですね」


サノスはそう呟く。


「それなら明日は休日にして武器屋に行ってみる?」


「そうですね。狩り中に折れたりしたら大変ですから」


そこに昨日の代金を受け取ったジントが戻ってきた。


「お待たせ。1人あたり今日は金貨6枚だ」


「結構、いい額になったわね」


「そうですね」


「ジント。明日は狩りは休みでいいかしら?」


「どうしたんだ?」


「サノスの剣がそろそろ限界みたいでね。武器屋に行こうと思うのよ」


「そうか。そういう理由なら仕方ないな」


「すみません」


「いいって。狩り中に武器が折れる方がやばいだろ。その代わりいい剣を手に入れろよ」


「はい」


明日の予定も決まったところでサノス達は森に向け出発した。

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