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僕が英雄?記憶にないんですけど?  作者: 髙龍


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第四十三話

サノスは一度、自分の借りている宿屋に戻り延滞料金を支払って荷物を持ってアマンダ達の借りている宿屋に向かった。


アマンダ達の部屋の隣の部屋が空いていたのでそこを借りる。


サノスはアマンダ達に挨拶をするべく声をかけた。


「改めてよろしくお願いします」


「こちらこそ」


「そんなところに立ってないで入ったら?」


「はい。お邪魔しますね」


アマンダとカノンは水を浴びたのか髪が濡れている。


内心どきまぎしつつ2人と雑談をする。


何が発端だったのかはわからないが気が付けば2人相手に行為に及んでいた。





「んっ・・・。朝か・・・」


アマンダとカノンは気持ちよさそうに寝ている。


起こさないように身支度をして部屋を出るとサノスは水を浴びてからランニングに向かった。


少し気怠さを感じるが充実感も感じていた。


ランニングを終え宿に戻りアマンダとカノンに声をかける。


「おはよう。2人共」


「おはよう」


「もう。起きたなら起こしてくれればいいのに」


部屋の中はすっかり綺麗になっており昨日の惨状はすっかり消えていた。


「ごめん。気持ちよさそうに寝てたから」


「まぁ、いいわ。今日はたっぷり楽しみましょうね」


アマンダとカノンに連れられ街を歩く。


まず目指したのは武器屋だった。


「ずっと欲しかった杖があるのよね」


そう言って慣れた調子でカノンは武器屋の中を進んでいく。


「あった。この杖よ」


杖に付けられた値札は驚くほど高い。


だが、今まで稼いできたお金があれば買えないほどではなかった。


「本当にそれを買うんですか?」


「うん・・・。これがあれば今までより活躍できるはずよ」


カノンはそう言って杖を持ってカウンターに向かう。


しばらく待っていると嬉しそうに杖を抱えながら戻ってきた。


もし、尻尾があれば左右に激しく揺れていることだろう。


「私の買い物はこれだけだから次にいきましょう」


その後は様々な場所を3人で巡った。


買い食いをしてみたり大道芸を見たりと楽しい時間を過ごす。


途中で神殿を通り過ぎたのだが、そこでは新郎と新婦が式を挙げていた。


「いいわね・・・。私達もいつかは・・・」


「うんうん。そうね・・・」


どうやら2人は結婚式に憧れがあるらしい。


結婚式というのはお金に余裕がある者が行うもので普通の夫婦は書類を提出するだけだ。


だが、2人が望むなら男として叶えてあげるべきだろう。


その為にはしっかりとお金を貯める必要がある。


今すぐは難しくてもしっかり稼げるようにならなければ。


パーティーの中で自分が一番、足を引っ張っている。


まずは、迷惑をかけないように強くなろう。


サノスはそう固く決意を固めた。

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