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僕が英雄?記憶にないんですけど?  作者: 髙龍


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第四十二話

森に到着したサノス達は早速、ゴブリンの群れと遭遇した。


「行けるか?」


ジントはそうサノスに確認をとる。


「大丈夫」


「よし。正面は俺が引き受けるから確実に数を減らしてくれ」


ジントが前に出てゴブリンの注意を引き付ける。。


酒を飲んでいるサノスなら瞬殺できる数だが素面のサノスがまともに魔物と対峙するのはこれがはじめてだ。


緊張で動きは悪いがそれでも確実にゴブリンの数を減らしていく。


危なっかしい部分もあったがゴブリンの群れを倒し終えた。


「ふぅ・・・」


「悪くない動きだったぜ」


「うんうん。はじめてならそんなものよね」


「魔石と耳を取ったら次に行くぞ」


全員で魔石を抜き取り耳を回収して次の獲物を求めて移動を開始する。


少し歩くだけでゴブリンやスモールウルフなど弱い魔物に次々と遭遇した。


「やっぱりかなり数が増えてやがるな」


「そうね。でも、これなら稼ぎとして期待できるわ」


夕方まで狩りを続けサノス達は街まで戻ってきた。


それぞれに持てるだけの成果を運び冒険者ギルドの門をくぐる。


そのまま解体所で持ってきた魔物を降ろす。


「お疲れさん。また、随分と持ってきたな」


「よろしくお願いします」


「代金は明日、受け取ってくれ。これ札な」


ジントが代表して札を受け取り酒場に向かった。


「今日もお疲れ」


「お疲れ様でした」


「どうだった?まともに魔物とやりあったのは今日が初だろ?」


「色々勉強になりました。それと、実力不足を感じましたね」


「最初はあんなもんさ。俺達の初陣は散々なものだったからな」


「そうなんですか?」


「調子に乗った馬鹿はゴブリンにタコ殴りされてたわね」


「そうそう。近すぎで援護もできなかったし」


「それを言うなよな」


「最初にこの話をしたのはあんたでしょうが」


「そうなんだけどよ・・・」


「動きがちょっと固かったけど、数をこなせば慣れると思うわ」


「そうだな。それを考えれば今の依頼は丁度いい」


「狩り放題だもんね」


「そうだ。明日なんだけど休みでいいか?」


「私達は構わないけどどうしたの?」


「ちょっと買い物にな」


「ふぅん。なら、明日は休みにしましょう」


「そうね。私も欲しいものがあるし」


「休みかぁ・・・。どうしようかな?」


「サノスは私達とくるに決まってるでしょ」


「そうそう。せっかくだからデートしようよ」


「デートかぁ・・・。それも悪くないかな?」


「けっ。見せつけやがって。バカップル共が」


「何?妬いてるの?」


「いや。なんていうか複雑な気持ちなんだが・・・」


表面上は気にしていない様子だったがジントにも思うところがあるらしい。


常に一緒にいた2人にどういう距離感で接すればいいのか迷っているのだろう。

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