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僕が英雄?記憶にないんですけど?  作者: 髙龍


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第二十八話

サノスとアマンダがジントとカノンを探すと2人は酒場でお酒を飲んでいた。


「よぅ。お疲れん」


「お疲れ様です」


「これ、昨日の狩りの分な」


そう言ってジントは金貨8枚を渡してきた。


「随分多いですね」


「昨日はオーガがいたからな」


「オーガ?オーガを倒すなんてすごいですね」


「まぁ、酔っ払いのサノスが1人で倒したんだがな」


「えっ?」


「まぁ。今日のご飯は俺が奢ってやるよ」


「いいんですか?」


「楽して稼がせてもらってる礼だからな。遠慮はいらないさ」


こう言ってくれている以上、変に遠慮するのもジントのプライドを傷つけるだろう。


「ではステーキと何にしようかな」


「今日のお勧めはシチューですよ」


そう言って話しかけてきたのはウェイトレスだった。


「じゃぁ。それをお願いします」


「今日はお酒は飲まないんですか?」


「う~ん・・・。稼ぎのことを考えるとちょっと・・・」


「そうですか。ではステーキとシチュー。すぐにお持ちしますね」


「遠慮しなくてもいいのに」


「いえ。記憶がないというのも不安なんですよ」


「それもそうか・・・」


この日はお酒を飲まず料理を楽しんだ。


「そういや。明日も依頼を受けるってことでいいのか?」


「そうね。雀の涙だけど稼がないよりはいいでしょ」


「明日も2手に別れるか」


「組み合わせはどうするの?」


「今日と同じでいいだろ」


「わかったわ」


夜も更けてきた為に今日はここで解散だ。


宿に戻ってきたサノスはそのままベッドに横になり就寝した。






「ふぁ~ぁ。もう朝か」


疲労が残っている感じもするが目覚めたサノスは今日もランニングをこなすために宿を出る。


今日は身体強化をしていつもより長距離を走ることにした。


「はぁはぁ。結構難しいな」


身体強化を使ったのは昨日がはじめてだ。


ゆっくりした動作なら安定して発動できていたものの長時間ランニングしながらだと難易度が全く違っていた。


「まぁ。これもいい鍛錬になるよね」


サノスはそう言ってランニングを続けた。


街を1周して宿屋に戻ってきたサノスは汗を流すべく裏庭に向かった。


水を浴びて体を拭いてから服を着る。


「少し遅くなちゃったな。急がないと」


サノスはいつもの肉と野菜の挟んだパンを購入して冒険者ギルドに急ぐ。


冒険者ギルドに着くと少しくたびれた感じのジントがいた。


「おはようございます」


「おはよう。遅かったな?」


「すみません。ランニングしてたら遅れました」


「まぁいい。お前の分の依頼も取ってきたぞ」


「ありがとうございます」


そう言って渡されたのは大手の商会の倉庫整理だった。


報酬額はなんと1銀貨だった。


森で採取をするよりは安いが街の中の仕事では高額な依頼だ。


サノスとアマンダはこれを取ってきたジントに感謝しつつ依頼元へと向かった。

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