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僕が英雄?記憶にないんですけど?  作者: 髙龍


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第十二話

「おっ。オークじゃないが丁度いいのがいるな」


そう言ってサノスはずんずんと森を歩いていく。


ジントとアマンダにカノンはそれを追いかける。


サノスは獲物に気取られない位置で停止する。


「ボアか。オークより厄介だな」


「そうか?そんなに強さは変わらないだろ」


「そう言えるのはお前ぐらいだぜ・・・」


「まぁ、サクッと倒してくるわ」


そう言ってサノスは一気に加速すると脳天に剣を突き刺した。


ボアはそれだけで致命傷だったのかごろりとその巨大な体を横たえる。


「はぁ・・・。俺達、必要なのかな?」


ジントは思わずそう言ってしまう。


「気にしたら負けだと思う」


「そうそう。それに数が出てきたら私達の出番もあるって」


事実、魔物のほとんどはサノスが倒しているが複数相手の場合、気を引きつけたりと貢献はしているのだ。


「よし。じゃんじゃんいくぞ」


サノスはボアを風魔法で浮かべ次の獲物を求めて歩き始めた。






「ふぅ。今日の狩りはこれぐらいか」


夕方近くとなりサノスは今日の成果を確認する。


ボアが2匹にオークが大量。


今日も大金を手に入れられそうだ。


「暗くなる前に戻ろうぜ。夜は色々面倒だからな」


「賛成」


サノス達は最短ルートで森を抜け街に戻ってきた。


入門の列に並ぶ。


まわりは驚いているようだがサノスは我関せずだ。


「今日も凄い量だな」


「お疲れ様です」


サノス達は冒険者ギルドのカードを提示する。


「よし通っていいぞ」


街の中でも周囲は驚いているようだがそのおかげもあってか道を譲ってくれる。


「人を避けなくていいのは楽でいいな」


尚、この現象を引き起こしているサノスは気にした様子もなかった。


冒険者ギルドに到着して列に並んだのだが受付嬢であるミーネが飛び出してきた。


「貴方達ねぇ・・・。解体所に案内するからついてきなさい」


サノス達はミーネに連れられて解体所に移動する。


「どうしたって・・・。また、お前らか」


解体所の職員があきれたようにそう言ってくる。


「今度から獲物を大量に持って帰ってきたときはこっちにきてね」


「いいんですか?」


「こんな量を持って受付に並ばれても迷惑だからね。特例よ」


受付を通さずに解体所に移動できるのはありがたい。


「ミーネ。悪いがまた、非番の連中を呼び出してくれ」


「はいはい。やっておくわよ」


そう言ってミーネは行ってしまった。


「どれぐらい時間がかかる?」


サノスはそう質問する。


「この量だからな。明日までまた待ってくれ」


そう言って木の札を渡してくる。


サノスは受け取った木の札をジントに投げ渡す。


「はぁ・・・。今日も徹夜だな」


解体所の職員はそうぼやく。


「なんだかすみません」


ジントは思わず謝ってしまう。


「まぁ、気にするな。これが仕事だからな。ボーナスもでるし」


どうやら時間外労働にはそれなりのメリットもあるようだった。

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