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僕が英雄?記憶にないんですけど?  作者: 髙龍


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第十三話

サノス達は冒険者ギルドに併設されている酒場に移動して酒と食事を楽しんでいた。


「かぁ~。一仕事終えた後の酒は格別だな」


「サノス。おっさんみたい」


「まぁ、その気持ちもわかるけどな」


そう言ってジントは勢いよく酒の入ったグラスを傾ける。


「それにしても本当に謎よね。酒を飲むと性格とか動きが変わるのは」


「気にすんな」


「そうは言われてもねぇ」


「本当にサノスって謎だよね」


「そんなに気になるのか?」


「教えてくれるの?」


「まぁ、その話はおいおいな」


今はまだ酒を飲んだサノスの正体を明かすのは時期尚早だ。


こうしてパーティーを組んではいるがほとんど何も知らない他人のようなものだ。


「細かい話はいいじゃねぇか。こうして、飲食に困らない。それだけでいいさ」


ジントはそう言ってステーキにかぶりつく。


ちなみにステーキは割引セール中だったりする。


その理由はサノス達が大量のオークを狩ってきた為に、肉が余っているのだ。


納品された全ての肉が併設された酒場で利用されているわけではないがそれでも処理に困ったために割引セールが行われていたのである。






「ふぅ。少し食べすぎたな」


「そりゃ、あれだけ飲み食いしたらな」


サノスは銀貨5枚分を飲食に費やしていた。


「明日はどうするの?」


「昨日はしっかり休んだし狩りに行くんでいいんじゃないか?」


「そうね。それに欲しい物もあるし」


どうやらカノンは欲しい物があるようだ。


「それじゃ。決定だな。明日も冒険者ギルドに集合ってことで」


「お疲れ~」


サノス達は解散してそれぞれの宿に向かった。


自分の部屋に戻ったサノスは軽く剣をチェックする。


「ふむ。まだ大丈夫そうだな」


剣の手入れを済ませベッドに横になる。


眠気はすぐにやってきて深い眠りに落ちていった。





早朝に目を覚ましたサノスは首をかしげる。


「また、記憶がない・・・。かすかに酒の匂いもするし・・・」


どうやら知らないうちに飲酒していたようだ。


サノスは記憶がなくなる理由をなんとなく察した。


「お酒を飲むと記憶がなくなるのか・・・。飲まないようにしないと」


そう硬く決意して今日も裏庭に向かった。


剣を構えて素振りをする。


今は下手だがこうして素振りを続ければ少しは上達するだろう。


「お金に余裕が出来たら剣術道場とかに通うのもいいな」


剣術道場はこの街にもいくつかある。


だが、問題はその金額だった。


とてもではないが新人冒険者の稼ぎでは月謝を払うのは難しい。


それにそれより先に揃えないといけない物がある。


それは防具だ。


これは祖父から口を酸っぱくして言われたことだった。


武器よりも防具に金をかけろ。


それだけで生存率が大きく変わると言われていたのだ。

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