表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
寝取られ裏切られた最弱テイマー〜逆境を跳ね除け相棒のスライムと最強へ成り上がれ。許して?やり直して?絶対にイヤだね〜  作者: 月鈴
オークションと新しい仲間

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

98/111

奴隷オークション②

 俺はこれまでに、同じ村出身同士の村娘5人と『元シーライン商会』のメンバー達、女24名を購入している。

 そこで俺の資金も使える金額が、残り虹金貨5枚となっていた。

 残すはシークレット奴隷だが、実際にはまだ冒険者パーティーのメンバーが決まっていない……まぁ、無理をしてまで増やすつもりもないけどな。

 シークレット奴隷に期待したいが、残り資金も心許なくなってきた。


「皆様、ここまでのご購入誠にありがとうございます。本日の商品はこれにて、終了致しました……しかしこれからは、お待ちかねのシークレット奴隷の販売に移らせて頂きます。本日限りの目玉商品に、本日は伝説のオークションと語り継がれる事でしょう。そのシークレット奴隷を、5名のご用意がございます。今より四半刻の休憩の後に、開始致します〜。振るって、ご参加下さいませ〜」


 ふぅ〜、やっぱり緊張するな〜。後は冒険者パーティーメンバーに、相応しい人が居れば良いな。


「アハハ。ちょっと、ルディ。下を見てみなさいよ。あんなに、マヌケな顔をした人を始めて見たわ」


 アカネが俺の腕をバシバシと手で叩きながら、指した方向を見ると……『リジェクテッド』のメンバーが、アングリと口を空けたままコチラを見ていた。


「ああ、そうか……番号札で誰が落札したかも、金額も会場に伝わってしまうのか……マズイな。アイツらだけでなく、周りも……」


 そうなんだよ。俺達は見た目がそれなりに着飾っているが、若い貴族の御曹司にも見えない。第一、使用人なんかも、いないしね。そんな成人したばかりの小僧が、虹金貨とかいったら……良くない人種も、呼び込んでしまうよね。

 一般人の中でも、貴族がいるVIPルームからも、殺気に似たモノを感じる。


「フフフッ、愚かな事ですね。主様の覇道を阻止する輩に、生存を黙認するつもりはありませんよ」


「なんかムカつくわね。私達に、ケンカを売るつもりなのかしら……」


 この時間を利用して、鍛冶屋のオヤジさんと商業ギルドのギルマスが近くに来た。


「おう、小僧。目立ってるな。しかし気をつけろ。良くない気配がするからな。お前さんが何かあると『特級魔鋼』が手に入らなくなっちまうからな」


「ええ、焦げ付き依頼を消化してくれる冒険者が居なくなるのも困りますし、商業関係もこれからなんですからね……」


 二人共、俺達に気を使ってくれてる。この二人は、迷宮都市ビギナリアの重要人物だ。手を出すバカはいないはず……その二人が、俺に話し掛ける事で牽制してくれたのだろう。ここは素直に……


「お二人共、ありがとうございます。もちろんコチラからは、何もしません……が、私達に被害が出るようなら、徹底的に潰します。『これが俺の生き方』ですからね。危ないのでオークションが終わったら、近づかないで下さいね」


「……ハハッ。相変わらず、肝の据わった小僧だ。まぁ、お前さんの実力なら余計な心配だったかもな」


 俺の言葉に、鍛冶屋のオヤジさんはガリガリと頭を掻きながら豪快に笑った。


「ええ、本当に。私たちは、巻き込まれないように注意しておきます。オークションも残すはシークレットのみ、私も最後まで楽しみましょうか……」


 ギルマスも苦笑した。しかし、どこか期待に満ちた目で俺を見て、二人は自分たちの席へと戻っていった。


 二人がわざわざ俺の部屋へ足を運び、親しげに会話を交わした姿を目撃した者は多いはずだ。会場中の有象無象の貴族や、裏社会のハイエナどもに大きな衝撃を与えたはずだ。それでも来るヤツらは……


『あの41番の小僧は、この街のドワーフ鍛冶屋と商業ギルドのトップが後ろ盾にいる』


 そう周囲に知らしめるだけで、オークション後の襲撃リスクは格段に減る。二人の気遣いには、本当に感謝しかない。


「ウフフ、あの人達は有能ですね。主様への無礼を働く者を、少なくする良い手です。この街を愛している証拠ですね。しかし……分からない愚か者もいますからね、フフフッ」


「そうよ。ルディを怒らせたら、私たちが黙ってないんだから」


 物騒なスライム娘たちの頭を『はいはい』と撫でて落ち着かせていると、四半刻の休憩の終わりを告げる。重厚な鐘の音が会場内に響き渡って、会場のライトが一斉に落ちる。会場は静まり返り、誰が息を飲み込む音まで聞こえそうだ。そこから突然の……


 ゴォォォン……。


 爆発音がしてそれと同時に、会場のすべての照明が一斉に点灯した。舞台の上には、頭から黒いローブを掛けられた5人が会場に立っている。そして、中央にはオークショニアがいる。


「レディース&ジェントルマン。これよりオークションを再開致します。ここに並ぶ5名が、今回のオークションの目玉商品でございます」


 オークショニアは、両手をバッと広げて強調する。確かに、強者の匂いもするな。


「一人目は、ご存知の方も多いはず。スコーピオン盗賊団団長にして『陽炎』の二つ名を持つジャンだ。スコーピオン盗賊団が、騎士団に壊滅させられた時に捕縛し今回奴隷となりました。護衛にするも、恨みを抱く者も多いでしょう。拷問して憂さ晴らしも良しです。さぁ、虹金貨3枚から行きましょう……」


 流石は、シークレットだね。名高い盗賊団の団長から、スタートした。残念ながら今回は俺達は見送るが後、四名のシークレット奴隷がいるから……どんな人だろうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ