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寝取られ裏切られた最弱テイマー〜逆境を跳ね除け相棒のスライムと最強へ成り上がれ。許して?やり直して?絶対にイヤだね〜  作者: 月鈴
オークションと新しい仲間

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奴隷オークション①

「……41番様、聖金貨1枚で落札です」


 オークショニアより、落札の宣言がされた。そう、俺は5人の元村娘の主人になった瞬間だった。


「ふぅ、やっぱり人の売り買いに関わるのは、気が滅入る。それが必要な事だと分かっては、いるけどな……」


「主様……」


 俺が傷ついていると思い、アオイが寄り添ってくれた。

 それを見ていた、アカネが……


「あの娘達は幸せね。ルディの所有物になれたのよ。言ってみるなら、私とアオイと一緒ね……良い! 一度しか言わないわ。私もアオイも、アナタと一緒に居られて幸せなのよ」


 アカネに、両頬を手で掴まれ『ムニュ』と頬を潰される。そしてアカネとお見合いするような形で、話をしている。その顔がみるみる赤くなり、最後には『フン』っと鼻を鳴らし横を向いた。


「イタタ……アカネ、力が強いって。でも、ありがとな。二人のおかげで、少し気分は楽になったよ」


 俺が苦笑しながら言うと、横を向いたアカネの耳まで真っ赤になっているのが見えた。本当、素直じゃないんだから。

 でも、そんな二人が俺と一緒で『幸せだ』と言ってくれる。裏切られてボロボロだった俺の心を、このスライム娘たちはいつだって完璧に満たしてくれた。


「ウフフ、主様。アカネの言う通りですわ。主様にお仕えする事は、他のどんな富豪や下劣な男に買われるよりも……世界一幸せになれる切符を、手に入れたのですよ。買った事を悩むより、どうやって幸せにするのかを悩まれた方が主様らしいですわ」


 二人に励まされ、不安そうに会場に立っている5人の少女達を見た。そうだな……これから家族となる彼女達を、どう幸せにするのかを考えた方が俺らしいな。


「そうか……そうだな。ありがとう二人共。俺はこれから家族になるみんなを、幸せにするように努力するよ」


「はい、主様は築いていくハーレムを、より良いモノにする事をお考え下さいね。私が女性達を管理させて頂きますので、主様のなさりたいように……」


「そうよ。ルディは、私達を幸せにしなさいよね」


 そこまで言われたら、そうするしかないよね……俺も、覚悟は決めないと。

 その後もオークションは続くが、アオイからのゴーサインはなかなか出ない……


「さぁ、一般のオークションも、これがラストです。この後のシークレットを、残すのみとなります。今回はセット販売です。サスーニア海洋国内で新進気鋭の商会として勢いがありましたが『勇者ランドルフ』に対する粗相があり、取り潰しになりました。それに関わる商会長並びに経営関係者は処罰されましたが、負債は残された者に引き継がれました。『元シーライン商会』のメンバー達男女24名だ。虹金貨三枚(日本円で三億円)からいってみましょう……」


 アオイもアカネも、反応していないが……


「アオイ? アカネ? 俺は購入したいと思うけど……いいかな?」


「……そうですね、主様のなさりたいように。勇者が関わってる以上、私も助けたいです。主様に屈辱を与えた、あの憎むべき勇者に一矢報いたいですしね」


「そうね。私はまだルディと一緒じゃなかったから分からないけど、アオイからの情報で判断するとお仕置きしたいわね……」


 どうやらスライム娘達は、反対ではないようだ。それなら……


「……どなたかいませんか? 本日のオークションではシークレットを除くと、これが最後ですよ。虹金貨3枚で『元シーライン商会』のメンバー達女性24名の主人ですよ。すぐに商会が始められます。さぁ、これを期に、商業界に殴り込みをかけてみましょう……」


「勇者様に逆らった、商会メンバーなど……」「国からも、目をつけられそうだ」「これは無しだな」「リスクが高すぎる」


 オークショニアが頑張るが値段が高いのと、勇者が関わった商会解散で観客席は盛り上がらない。そうだろうな……


「誰か……お願いします。私達を買って下さい。役に立ちますので、どうかお願い致します。みんなを助けて下さい。私達は冤罪なんです」


 24人の中でも最も若い女性が前に立ち、土下座をしながら観客席に向かい訴えかける。オークショニアも止めさせようとしたが、盛り上がらない会場に対して訴えかける姿を見せた方が良いと判断したようだ。


 それでも多額の金額と勇者という言葉の重さに尻込みをして、誰も番号札を上げないその様子に……会場中央で土下座をする女性を筆頭に、24人全ての顔が下を向いて絶望しかけた時に……


「……ございませんか? 即戦力の商会を手に入れるチャンスですよ……仕方無いですね……それでは」


 オークショニアが、終わりを告げようとしたときに……


「い、いや。私達はこれで終わりなの? アイツらにヤラれて……」


「それでは………………いや、いました。41番様、虹金貨3枚です〜。他はございませんか? 41番様、落札ありがとうございます」


 俺の番号札を確認した土下座をしていた女性を含めて24名全てが、俺に向かって頭を下げた。その後は何人かは腰が砕けたかのように会場にヘタリ込み、中には涙する者達もいた。

 勇者ランドルフの名を、このオークションで聞くことになるとはな……相変わらずのクズのようで、安心したよ。なぁ、元親友よ。




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