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寝取られ裏切られた最弱テイマー〜逆境を跳ね除け相棒のスライムと最強へ成り上がれ。許して?やり直して?絶対にイヤだね〜  作者: 月鈴
オークションと新しい仲間

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奴隷オークション開始

 ※場所は戻りまして、ビギナリアオークション会場


 アオイ・アカネの覚悟は、受け取った。そして……フィオナさんも含めて今回のオークションで、女性を多く購入してハーレムを築けと言われた。

 もちろん、本来の目的であるフォルトゥーナ商会の従業員と、セレスティアル・ガーデンのパーティーメンバーを補充した上での事だ。


『……さあ、皆様。続いての部門は、本日のメインイベント【奴隷部門】でございます。各国から集まった、一騎当千の戦士から、元商会の才女まで、様々な種族を取り揃えました。男女共によりすぐりの掘り出し物を、ご用意しております。皆様〜、振るって金貨のご用意を、宜しくお願い致します』


 調子の良いオークショニアに、笑いが会場から起こる。説明はまだまだ続くようだ。


「今回も取っておきの奴隷を、シークレットとしてオークション後半にご用意しております。最後まで、お楽しみに下さい。それでは商品のご紹介です。こちらをどうぞ〜」


 オークショニアの煽り文句と共に、ステージに次々と鎖に繋がれた者たちが上がってくる。

 それは男女だけの違いだけではなくて、種族なども様々で全部で総勢100名を越えていた。

 この中から自分達の目当ての奴隷を、探すワケだが……

 VIPルームを利用する者には、奴隷に関する資料が渡される。それはそうだろうな。奴隷は高価だから、VIPルームを使う富豪が買うことが多いからな。


 俺達にも、奴隷の資料を渡される。それを、下の観客席で見ている『リジェクテッド』のメンバーは悔しそうに下を向く。

 でもね……それ以上に、俺達は秘策を用意している。

 何故ならアオイとアカネの分裂体を、会場中に透明化して配置している。それにより、奴隷達を詳細鑑定で見れるからね。


「さぁ、それでは参りましょう。まずはトップは多くの紳士を魅了した、王国でも名を知れた『魅惑のステップ』と言われた踊り子ローラだ。大金貨5枚からいってみましょう……」


 来場者には番号札が渡される。その番号札と連動した魔道具に金額を打ち込み、番号札を上げるとオークショニアと会場に表示される仕組みだ。そして、この世界でのお金に関してのおさらいだ。


 ※〘この世界のお金〙

 鉄貨……一円

 小銅貨……十円

 大銅貨……百円

 小銀貨……一千円

 大銀貨……一万円

 小金貨……十万円

 大金貨……百万円

 聖金貨……一千万円

 虹金貨……一億円


 一応、左側がこの世界のお金。右側が日本のお金。


「……聖金貨1枚、大金貨5枚で86番様が落札です」


 86番という札をあげた、スケベそうなハゲ頭の貴族が落札した。ちなみに踊り子ローラは、足を負傷してもう踊れないらしい。アオイの詳細鑑定の結果だ。俺達はスルーした。

 ふむふむ、案外貴族が参加しているね。そして、気がついた事がある。余り近づきたくない部類の貴族も、ちらほらといるな……


「ふぅ、やはり欲望がダイレクトに現れる場所には、それなりの人種がいるな。それでも、俺は引かないけどな」


 今のオークション会場では、マッチョな男性獣人族のセリを始めている。それをセリ落とそうとしている、様々な宝飾で着飾った貴族だ。でっぷりとした、お腹を揺らしながら……強靭な肉体をしたドワーフ族の男性に跨っている。そう、椅子の代わりにしている。


「グフフ。僕ちゃんの奴隷を増やすのです。パパからお小遣いを沢山貰ったので、役に立ちそうな男でも女でも飼うのです」


 凄いゲスな事を言ってるなっと、思ったら……アオイが突然、魔道具に金額を打ち込みだし番号札を上げた。


「……おっと、41番様。聖金貨1枚」


 そう、俺達の番号は41番だけど……アオイは突然どうしたんだ? この男獣人族は、買わないはずだけど……

 結局は、この貴族が落札してたけど……


「主様、申し訳ございません。あの貴族が主様の邪魔になる可能性がありましたので、無駄な資金を使わせました」


 ウフフッ、と笑うアオイに……マジでこえ〜。って思った事は内緒だ。

 アオイは何か、不思議な力があるのだろうか?

 敵対しそうな人物の懐具合と、心理状況を完璧に把握して……ギリギリを攻めている。

 しかも、にこやかに微笑みながら……


「さぁ、次はセット販売だ。同じ村出身の娘達、5人だ。飢饉で売られた少女達の新たな主人になるのは、誰だ? 14歳から17歳の生娘だぞ。遊ぶも良し、働かせるのも良しだ。聖金貨1枚からいってみましょう……」


「主様。お任せ致します。主様、自らセリ落として下さいませ」


「うん、そうね。ルディに任せたわ」


 アオイとアカネから、セリ落とせと支持が出た。会場に立つ、5人の少女に目を移す。全員が、悲壮な表情をしている。確かに、可愛らしい顔をしているけど……

 アオイもアカネも言うんだから、特別な能力でもあるんだろうな。


「……どなたかいませんか? 聖金貨1枚で5人の主人になれますよ……」


 今の所、番号札を上げる人は誰もいない。可愛らしい少女でも、普通の村娘に大金を払う貴族はそうはいない……しかも、アオイの資金削りでそれなりに疲弊してるしね。


「どなたかいませんか?」


 少女達は、さらに泣きそうな顔になる。ここで売れないと鉱山などの、労働環境が悪い場所に送られる可能性があるのだ。もうダメだと、何人かは涙を流し始めた時に……


「……41番様、聖金貨1枚で落札です」


 彼女達を、俺が購入するのだった。


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