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寝取られ裏切られた最弱テイマー〜逆境を跳ね除け相棒のスライムと最強へ成り上がれ。許して?やり直して?絶対にイヤだね〜  作者: 月鈴
オークションと新しい仲間

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スライム娘達からのお願い

 ※オークション開始前の宿屋にて……


「主様に私達から、お願いがあります」


「ちゃんと聞きなさいよ」


 なんだろう? 突然、アオイとアカネからお願いがあるからと、ベッドに座らされる。

 アオイとアカネは反対側のベッドに、二人して並んで座る。なんだかんだで、仲がいいんだよね……


「二人共、どうしたの? これからオークションだから、余り話してる時間がないけど……」


「はい、主様。すいません。私達は話し合ったのですが……本日、オークションでなるべく女性を、落札して頂きたいのです」


「私達が許してあげるわ。良かったわね……スケベ」


 なんか急に、スケベ扱いされるし……どうしたんだろう?


「いやいや、スケベってなんだよアカネ。俺は別にオークションで女の子を買いたいなんて、一言も言ってないだろ?」


「ふん、男なんてみんな……下心が服着て歩いてるようなもんでしょ? アンタだって、私たちのこといつもエッチな目で見てるじゃない」


「それはお前たちが急に、抱きついてきて……柔らかいし、デカいし、良い匂いだし、カワイイから」


「……主様、ウフフッ」「……フン、分かってるじゃない」


 素直に感想を言うと、二人共照れてるな。


「アカネ、主様をあまりからかってはダメですよ。主様、実はこれには……私なりの『覚悟』があるのですわ。当然、主様にとってプラスになる事ですよ」


 アオイは少し真面目な顔になり、人差し指を立てた。


「現在の『セレスティアル・ガーデン』は、主様と私、そしてアカネの三人。戦力的には中級上位すら圧倒できますが、パーティーのメンバーとしてもう二・三人……あの裏切った女達とは違う、絶対に裏切らない主様に忠実な仲間が欲しいのです。それと今後のことを考えると、人間の街で交渉事や『フォルトゥーナ商会』などを運営する人達が必要です」


「うん、そうだね。でも何で女性なの?」


 確かに、エスナとミラにあれだけの裏切り方をされた直後だ。

 ギルドに登録されている一般の冒険者を新しく雇うのは、いくらなんでもリスクが高すぎる。その点、オークションの奴隷であれば、奴隷契約などで『行動』を縛ることができる。


「それにね、ルディ。今日のオークションは、年一回だけの特別なんでしょ? ならルディの好みの子が、いるかもしれないわよ……」


 なんで二人して、こんなに……


「……何を隠している?」


「フフフッ、主様にはバレてしまいますね……実は私達は、主様の赤ちゃんが欲しいのです」


 …………………………? はっ?


「どっ、どうしたのさ? 急にそんな事を……アカネもなのか?」


「バッ、バカバカ。何を女の子に、聞いてるのよ。スケベ〜」


 何か……俺はバカらしいよ。ちょっとヘコむぞ。


「主様。私もアカネも、覚悟があるのです。ただ、まだ機能的には、スライムなんです。私達自身を、人間に近づける為に必要なんです。そして主様の好みの女性や、実力のある女性達から、様々な因子を集めたいのです。戦力的にも必要ですし……」


「因子を、集める……?」


 思いもよらないスライムとしての生態と、二人のあまりにも健気で壮大な決意に……俺の胸は『ドクン』と大きく跳ね上がった。


「私たちが人間の姿に擬態できているのは、主様の優れた魔力のおかげです。ですが、本当の意味で『新しい命』を育むには、まだ人間としての構造が足りませんわ。だから……主様が選んだ優秀な女性の因子を、私たちが摂取して学んで進化したいのです。当然、戦力的にも期待してますよ」


 アオイが、真剣な瞳で俺を見つめる。ゆるふわな髪を、耳にかける。十分、女の子らしい仕草だけどね……


「……そうよ。全部、ルディと本当の家族になるためなんだからね。だから、ルディも私達の為になるような娘を落札しなさいよね。でも、気に入らない娘を無理矢理とかは止めてよね。一応、専属受付嬢のフィオナもいるしね……」


 恥ずかしさで耳まで真っ赤にしながら、それでも俺の服の裾をぎゅっと握りしめてくるアカネ。


 婚約者だった女や周りにいた女達に裏切られ、恋に落ちたと思ったら……また裏切られた俺は、少し臆病になっていた。でも今俺の目の前には、自分の存在のすべてを懸けて「俺の子供が欲しい」「本当の人間になって家族になりたい」と願ってくれる、女の子達がいる。世界一愛おしい、スライム娘たちだ。


 だったら、男としても主としても応えないわけにはいかないだろ。


「……分かった」


 俺は、二人の頭を愛おしさを込めて、順番に優しく撫でた。


「そこまでの覚悟を聞かされて、知らん顔できるほど俺は薄情じゃないさ。二人が人間に近づくため、そして『セレスティアル・ガーデン』も『フォルトゥーナ商会』も大きくしてみせるさ。俺はこのオークションで必ず、お前達の為になる女の子を落札してみせるよ」


「主様……はい、信じておりますわ。是非、ハーレムを築いて下さいませ。フィオナさんにも、了解は貰ってますから」


「ふん、さすが私のルディね……あ、でも、落札した子とばっかりイチャイチャしたら、拗ねるわよ」


「……よし、それじゃあ出発だ。俺たちの未来の家族を、迎えに行こう」


「「はい」」


 これから始まるオークションに、俺達は『セレスティアル・ガーデン』と『フォルトゥーナ商会』の人員だけでなく……アオイとアカネの人化させる為の因子確保という、意味も出来ていた。フィオナさんも、ハーレムに入るんだ……サンキューな。


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