本当のパーティーメンバー
俺が『リジェクテッド』を追放されてからすぐに、迷宮都市ビギナリアを後にした。そして、隣村にある冒険者ギルドの出張所を目指した。
追放されたにもかかわらず、俺の気分は晴れやかだった。
俺は新たな冒険者パーティーを、設立するつもりでいる。
そのメンバーには……スライムのアオイとアカネになって貰う事にしていた。
そうなんだ。遂にアオイもアカネも、人化が出来るようになっていた。日々、ダンジョンに潜りレベルをあげていたアオイとアカネは色々と進化していたのだ。
これが現在のアオイとアカネのステータスだ。
※▲は変更点です
【名前】アオイ
【レベル】1▲
【年齢】2歳
【性別】メス
【種族】人型不定形族▲
【職業】ウルトラマリンスライム▲ ※ビックコバルトブルースライムからの進化
・ヒーリング、ポイズン、マヒ、眠り、カラー(赤、黄、緑、茶)、透明への擬態可能
【色】瑠璃色▲
【スキル】
・スライムな身体(吸収・分裂・合体・擬態・縮む・膨張・分解・発酵・人化▲)
・無限収納
・詳細鑑定
・中級回復薬生成
・中級毒薬生成
・状態異常付与
・状態異常無効化
・生成(火、水、風、土、光、闇)
・ジョブ因子吸引(吸引時間短縮)
・人型ブラッシュアップ▲
・共有▲
【魔法】
(ボール、アロー、ウォール)
水・氷
【名前】アカネ
【レベル】1
【年齢】1歳
【性別】メス
【種族】人型不定形族▲
【職業】ワインレッドスライム▲
・ヒーリング、ポイズン、マヒ、眠り、カラー(赤、黄、緑、茶)、透明への擬態可能
【色】ワインレッド▲
【スキル】
・スライムな身体(吸収・分裂・合体・擬態・縮む・膨張・分解・発酵・人型▲)
・無限収納
・詳細鑑定
・中級回復薬生成
・中級毒薬生成
・状態異常付与
・状態異常無効化▲
・生成(火、水、風、土、光、闇)
・魔法適性アップ
・人型ブラッシュアップ▲
・共有▲
【魔法】
(ボール、アロー、ウォール)
火
もう、スライムか人なのか……これからは、二匹ではなく二人と呼ぶよ。
二人共に種族が変更になっている、人型がベースだけど色々な形に変化出来るのは変わらない。
アオイはさらに鮮やかな青い色に、アカネはさらに濃い赤になっている。
そして、重要なんだが……二人ともに、美人さんだったんだね。
アオイは少しウェーブがかかった青い髪が腰まで伸びて落、ち着いた雰囲気がある母性溢れる清楚な少女。
俺と同じ年くらいに見えるね。身長は百五十センチくらいだね。
アカネは燃えるようなストレートの赤い髪を、肩甲骨あたりまである。一目見て、気の強さがわかる勝ち気な雰囲気がある活発な少女。
こちらは成人前という感じで、メスガキ臭がするね。
身長は百四十センチくらいかな。
そして……二人共に、とんでもない胸部装甲を装備している。なんだろう? フルアーマー装備かな?
おいおい、二人共に俺の趣味を理解し過ぎてる。
清楚な巨乳とロリ巨乳。この素晴らしい、二人のシナジーで俺は感動している。俺が泣いてると……
「主様、大丈夫でしょうか?」「ちょと、いきなり泣くんじゃないわよ」
……! なんと、二人とも喋った。スライムなのに、喋ったよ。今までが意思疎通は一心同体の効果で、なんとなく分かる感じだったのに……。これはかなり嬉しいぞ。
心配して俺を覗き込むアオイと、腕を組んで『まったく』とプリプリしているアカネ。
余りにビックリし過ぎた。
「ああ、大丈夫だよ、アオイ。嬉しいかっただけだ、アカネ」
「ウフフッ、良かったです」「まったく、シッカリとしなさいよね」
正反対な二人だね。だけど……気持ちは一心同体効果で伝わって来る。二人共、本当に心配はしてくれてるな。
「二人共。俺と一緒に冒険者をやってくれないかな?」
「かしこまりました、主様」「フン、仕方ないわね」
相変わらず正反対だな。二人を抱き寄せて、頭を撫でてやる。
「あっ、主様。もっと……」「もう、いきなり……」
スライムだった時のクセだな。それよりも聞いてくれよ。スライムの、スライムは凄かった……分かったかな? 二人共にスライムだけど、人化して胸に付いたスライムがね。柔らかさと張りを兼ね備えた、まさに異世界マジック。
俺がこの感触を味わってると……
「ウフフッ、主様。いつでもどうぞ」「バッ、バカ」
だって。この二人ならもう、裏切る心配もないし……これで、良かったのかもな。
しかし、二人共に俺の好みドンピシャなんだが……
「あっ、主様。それは私達の新しいスキルの、『人型ブラッシュアップ』の効果ですよ。私達は今までジョブ因子吸引とかで接触した人の遺伝子情報を吸収して、色んな良い所を集めたり組み替えたりして、自分の姿にしてます。こうする事で主様よりご寵愛を頂ければ……」
「フン、アンタの為だけじゃ無いんだからね。勘違いしないでよね」
アオイはスライムだった時と同じように、スリスリしてくる。アカネはプイッと横を向きながらも、横目でチラチラと見ている。
ああ、キライじゃない。いや、むしろ大好きかな。
素直で可愛らしいアオイと、ひねくれものだけど寂しがり屋なアカネ。
全然アリだな。
俺達は三人になり、隣村へ行くために街道を歩いていく。冒険者として再出発をする為に……さあ、やるぞ〜。




