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さてさて、ではではリサの外出です。外出といっても、お城の庭なんですけどね。でも部屋にこもりっきりのリサにとっては新しい一歩です。さぁどんな感じになるでしょうね。温かく見守らなくては。まぁとりあえず、着替えからスタートですな。
「これに着替えるの・・?」
リサはミイルに見せられた服に戦慄します。可愛い可愛いフリフリのドレスです。小学生の女の子がピアノの発表会に親に着せられる系の可愛い服です。おまけにピンク。ロリータ系の服が好みの女の子には可愛いと思わせる服がミイルの手にはありました。
(えーっと、あたしは22歳。でもこの国では10歳で通っている。そして見た目も10歳、いや8歳くらいに見られている。うん、この認識に間違いは多分ない。でもこのメイドさん、ミイルはあたしの実年齢を知っている。知っている・・?知っているのか?・・・・・どうなんだ?宰相さんには話した。でもあの宰相さんはこの子に話しているのか?うーん、わからん。でもわからないなりにわかることがある。あたしは絶対あのドレス着たくない。さすがにあのフリフリは無理!!ぶりっこポーズとかまでなら恥をしのんで出来る。でもあれは、あれを着ている自分って恥ずかしすぎる。外に出れないよ!さすがに!!)
「リサ様、どうなさいました?」
固まってしまったリサを前にミイルは困惑します。
「あのーあたしが・・そのドレスを着るんですか?」
「はい。一応リサ様用にリサ様に似合うと思ってご用意させていただいたものなんですけれど・・。
お気に召しませんでしたか?」
「お気に・・召さない・・というか・・・・このドレスは・・・・その・・可愛すぎる気がするんですが・・」
「そうでしょうか?一応今流行りに人気のデザインのものなんですが。ダメでしょうか?」
(そんな、純粋そうな、それが正しいような目をあたしに向けないでよ・・。嫌って言いづらいじゃん。これを断る罪悪感、きついよ)
「ダメというか、こうちょっと可愛すぎて、あたしには恥ずかしいかなというか、もう少し、大人っぽい感じの方が嬉しいかな・・なんて思ったりして・・・ねぇ」
「そんなことありませんよ!!絶対大丈夫です!リサ様なら絶対お似合いになりますよ。そこはあたしが保証しますよ!」
自信満々にゆるぎない感じでミイルは断言します。絶対引かなそうです。何なんでしょうか。この国というかこの城の人というか。まともな人はいないのでしょうか。少しは人の話に耳を傾けるべきではないのでしょうか。何を言っても無駄だと思いますけどね。運命はもう決まっていますよ、リサ。そのドレスはもう着るしかありません。さぁ、女は度胸です。使い方間違っているかも・・・・・WW。
(似合うかな・・。似合っちゃうのかな・・。まぁ着れなくはないけどさぁ・・・。まじかぁ・・)
「リサ様?いかがなさいました?」
「いや・・その・・・・ねぇ・・」
「??では、さっそく着替えなさいましょうか」
美人ににっこり笑顔。いいですねぇ。癒されます。言ってること、していること、どれも譲らない感じの強さがありますが、笑顔だけみるとか弱い少女そのものです。ですが、この彼女、全く意見を曲げず、自分の好みで理想的な感じにリサを仕立てていきましたね。
はい、そんなこんなでフリフリレースのドレスを着たリサちゃんの完成です。
うわぁー、可愛いわー。笑えるくらい。
(うわぁー。痛い、痛すぎる。なにこれ、恥ずかしすぎてあたし死ねるかも・・)




