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ある少女の死

 もう一人のセミロング──優しい言葉をかけてくれた女の子も、ポニーテールのちょっと怖い娘も、行ってしまった。


 初めは、助けてくれるよう懇願した。


「助けて」


「見捨てないで」


「置いていかないで」


「一人は嫌」


「死ぬのは嫌」


 その間に、壁一面の変な機械は、ランプを緑から黄色に変えた。


 すると、祈りは呪詛に代わった。


「畜生!! てめえらだけ生き残ろうっての!?」


「赦さねえ!! 赦さねえぞ!!」


「糞女ども!!」


「戻ってこい!! 殺してやる!!」


「ころ……し……あ、あああああ!!」


 私の叫びと共に、ゆっくりと壁が閉じていく。


「やだ、やだあ……死にたくない、死にたくないよぉ」


 そんな泣き言も、もう誰にも届かない。


 どうせなら、前の二人みたいに一息に殺してくれればいいのに。


「なんで……どうしてよ……どうして殺されなきゃいけないのよ」


「あーあ、どうせ死ぬなら、あの娘達に酷いこと言うんじゃなかった」


 ランプが赤くなる。


 ブザーが、短く鳴った。


「へ」


 私は、轟音と閃光、凄まじい爆風に巻き込まれる。


 最期の瞬間、私は二人の無事を祈った。 


 

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