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日誌史  作者: 暮葉畏啓
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6月24日 「文化祭練習」

クラスの高校生と文化祭練習で劇でもダンスの振り付けの練習時間を過ごして、高校生って活力あるなぁってしみじみと思うばかりだ。


You(ひぐらしになく頃に)(癒月ver)を聴いて涙してる俺には、最近の曲なんかわからねぇよって。


同人CD、2008年のsilver Forestのアルバムを聴いて騒ぐ俺に最近の音楽なんてわからねぇよ。カラオケに収録されていない曲ばかり聴いてる俺が、どんな曲を聴いてるかなんて彼らには分からないんだろうな。


あはは。その距離、。少し傷つくぜ。


でも俺ももうすぐ大学生。

どうなるか分からないけど、


好きなものがあるなら、それを大事にすればいいと思う。

まあ、好きなものじゃないのに大事にするなんてことはなくて、好きなものは大事にするだろうから、気にする必要なんてないと思うけどな。


まあ、距離があることを、拡大解釈して、よく分からない嫉妬や妬みや、見下しをしないようにはしたいわな。


それはまぁ、ひぐらしが教えてくれたことだし


好きな作品が教えてくれたことはやっぱり大事にしないと。


そう思うよ。


軽くだけど。特に大事なことを言ってるわけでもないけど。


それでも、これは言葉にして俺の目に映させておきたいと思うくらいには、重要な常識なんだ。


テストには出なくても、俺らがしあわせな人生を送ろうとしたら必ず試されることだろうから。


実践できるように、噛み砕いとかないと。ね。



なんか俺すげぇ青春してるな。


高校の制服を着て、放課後に校舎に残って。ダンスの練習。周りはクラスTを着たり謎のお揃いのタオルを首に巻いたり、笑いながら談笑中。


そんな中で一人、窓の方をチラチラ見ながら水筒を手に持って永遠に水を飲む真似をする。

水筒の水がなくなったら大袈裟に水筒を高く持ち上げて口の方をのぞいて中に水がないか確認する仕草をして、徐に後ろ扉から冷水機のある一階部活棟まで歩いて行く。

廊下で準備している他クラスの人たちに怪しまれないように水筒を持つ腕を大きく揺らしたりして。


でも、俯いて歩くのはカッコ悪いとか思うタチだから、顔を上げて、でもすれ違う通行人には決して目線を合わせないようにして。


そうして水を入れる。


入れてる間、一人で、ぶつぶつ何かを言って。そのまま少しトイレに行ってとりあえず個室に入る。そこで少し休んで、天井見上げて、トイレを出る。

水筒を持ち直して教室へ入る。


再び定位置に行こうとするけれど、大抵その定位置ってやつは誰かにとられてる。それを0.3秒くらいで確認して、動きにブレがないように意識して何事もなかったような歩調で教室へ入る。そして、誰もいない別の位置に立って水筒を少し飲んでから、静かめな同級生の背中後方に位置を取って、しばらく立つ。


そんなことしてたら、彼らは大体少し話しかけてくるから、とりあえず笑って合わせる。


で、ダンスの練習を少ししておく。


どれだけの青春だよこれ。


高校生でしかできねぇよこれ。


あぁ。


なんか、惜しいな。


この生活も。


やっぱ時の流れってはやいな。


ほんとに。


少し前までは、初めて入学して、図書館に授業で初めて行って、いろいろ教えてもらって、希望を生んで、初めての体育で名前も知らないやつととりあえずレクリエーションして。


それが今や。受験生かよ。


もうすぐ卒業するのかよ。


でもそれも、大学入っても卒業するまでは早いだろうな。


そして就職して、仕事して、気づけば30歳になって、後輩が若くて少し驚いて、自分の子供と同じ年齢の子が入社してきて歳を感じて、そして静かに場を整えて退職をして、


毎日穏やかに妻と過ごして、孫が来て。テレビを見て。

その繰り返し。


還暦や、その他の儀式的な行事を少し待ち遠しく感じる自分がいて、ベランダで菜園でもして、娘たちにその写真を送って自慢げな笑みを見せて、そうして静かに衰えて行く。


妻がまだ寝てる朝4時に起きて。


使い古した黒い革の椅子に座って、テレビをつけて早朝のニュースを流す。


そうして思うんだ。


「案外、早かったな。」


って。


気づけば友人たちも少しずつ世を離れていって、その訃報を教えてくれる手紙を持つ手には皺が目立つようになって、視界も少し狭くなって。耳も悪くなる。味もあまり分からなくなる。


そうして、段々気づいて行く。


それで…


この文章を見直してほしいな。その日にもう一度。高校生の時に書いたこの文書がどれくらい合ってたか答えてくれよ。編集画面にしてさ。









なんか、こういうのを考えてると、しぜんと黙り込んで真顔になっていて、そんな自分にしばらくして気づいて、心の中で「えぇ。」と思ってしまうよ。


え?


俺だけ?


そんなこたねぇだろ










…さすがに

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