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『盾』役者の生活  作者: 愉魅夢
いざ王都へ
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15話 できる(?)受付嬢の生活

なんなのよ『ドゥーブルの青鬼兄弟』とか『ドゥーブルの青鬼夫婦』とか。

なんでこんな変な奴らがやってくるの? おまけにみんな偽物だし。


私が受けた情報は「ドゥーブルの二人組の青いギルドジャケットを着た冒険者。女の子のようなきれいな顔をしたレード=グロップ。頼れるお兄さんみたいなシルド=グロップ」であって、終末世界ヒャッハーな兄弟でも、昼間っからいちゃついてる夫婦でもない!

この前なんか危うく偽物に騙されるとこだったわ。


おかげで現在、総合受付担当。

ここはトップ受付嬢かペーペー受付嬢の席なのよね。

なんとか汚名挽回、じゃなかった名誉返上…違う!名誉挽回せねば!


そんな中、猫獣人(ワーキャット)と青ジャケの二人組の冒険者が近づいてくる。

最新情報では『猫獣人(ワーキャット)の受付嬢が同行している』ことは確認済みだ。


「御三方はドゥーブル冒険者ギルド所属のレード様、シルド様、ニャルム様でお間違えないでしょうか。」


あたりかはずれか。


「私はドゥーブル冒険者ギルド所属受付嬢のニャルム=ミケーネと言います。こちらは当方の身分証になります。ご確認下さい。」


この子、できるわね。


「…確認しました。レード様、シルド様、ニャルム様。ようこそ冒険者ギルド本部へ。この度のことはビクセン冒険者ギルド ギルドマスター ヤットクサ=オワット より連絡を受けております。この後、レード様、シルド様お二方はサブギルドマスターに面会していただくことになっています。」


順調よ…ね。


「ニャルムさんも同席させることってできますか?」「私たちの専属担当ですので。」


なんなの?こんな要求、想定してないわよ。そ、そんなときの応対は


「…入室の際に確認しますね。今回は特別にこちらで依頼終了確認を行います。依頼終了証明書をお願いします。」


よし、これを確認すれば今回のミッションは終わったも同然。


「こちらになります。」


うん、内容に問題はないわね。

★は5つ

…前情報通り高評価ね。

『素晴らしい二人組です。』

依頼主から絶賛を受ける。私もそんな冒険者の担当になりたいわね。

……追記?


「わが家族、わが家宝を守っていただき本当に感謝する。

★5つでは足らん。★20を送りたい気分である

  エドワルド=ロレンス伯爵㊞」

…

「!!!!!!!…」


なんで伯爵の蝋印が押されてるのーーーーーーー!

えーとえーと、上司に相談だ!


「少々お待ちください。」



「先ぱーい!助けてください!」

「どうしたのルキューデちゃん。」

「これ、」


私は終了証明書を先輩に見せた。


「……本部で議題に上がってた二人だわ。伯爵様から★20ねぇ。それに蝋印まで押されてると無視できないわね。この件は私が上司へ報告します。あなたは二人をサブマス室へ連れて行って」

「はい」



「申し訳ありません。今回の件は重要案件ですので後日、受領結果をご報告いたします。決して書類に不備があったのではないのでご心配なさらぬようお願いいたします。では、サブマスター室へご案内いたします。」


キャパオーバーに早口になってしまった。

それでも何とかサブマス室へ案内できました。


<トントン>「サブギルドマスター。レード様、シルド様をお連れしました。」

「入ってくれ。」


忘れるとこだ、


「…あのう…受付嬢のニャルム様も同席したいとのことでお連れしているのですが。」

「かまわない、入ってくれ。」

<ガチャ>「失礼します」


「レード君、シルド君、ニャルム嬢。ようこそ、ギルド本部へ。私はサブギルドマスターを務めるセカンディール=ツバイという。気楽に『サブマス』と呼んでくれたまえ。ルキューデ君、案内ご苦労。下がっていい。」

「はい、失礼します」


何とか終わったぁ~


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