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『盾』役者の生活  作者: 愉魅夢
いざ王都へ
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14話 冒険者ギルド本部への報告生活

まずは冒険者ギルド本部へ向かおう。

案内は、リル姉さんだ。


「マイケルはこれから取り調べがあるからね。ギルドまでは私が案内するわね。」


だが、騎士が馬に乗って先導されている馬車はすごく目立つ。


「キャー。ライセル卿よ。」

「いつも凛々しいお顔ね。」


俺のイメージは『残念姉さん』なんだが…部隊を任されるぐらいならそれなりの実力か。


「それに馬車で御者をしてる子。すごく美しい顔立ちね」

「騎士団の新人候補かしら。」

「騎士団入ったら私、親衛隊1号になる!」

「ずるい~。私が一番になる!」


相棒が褒められるのはうれしいが、騎士団ってアイドル集団か?親衛隊なんてあるのか?


「馬車の後ろの子もワイルド系でいかすわ。」

「猫獣人(ワーキャット)の子も可愛いわよ。」


ニャルムさんが可愛いのは解るが、俺ってどっちかというと『イモ』だぞ。



そうこうしているうちに冒険者ギルド本部に到着。


「私の案内はここまで。時間があったらルーフィン騎士団かコウフィン騎士団に顔を出してね。じゃあ。」


リル姉さんと別れた後は、ギルド本部馬車止めに留めてしばらくはサンダとガイともお別れだ。


[少しの間お別れだ。][帰るときはまたよろしくね]

[よろしくおねげぇします][アニさん、アネさん、ネコアネさんまたね]


馬車も預けることになる。ちなみに残った積み荷は『収納』済みだ。


その後は中に入り総合受付に向かう。


「御三方はドゥーブル冒険者ギルド所属のレード様、シルド様、ニャルム様でお間違えないでしょうか。」


さすがは王都。できる上司オーラ満載の受付嬢だ。

俺たちのことはすでに連絡が入っていたらしい。


「|私[ニャタシ〕はドゥーブル冒険者ギルド所属受付嬢のニャルム=ミケーネと言います。[ニャ]こちらは当方の身分証になります。[ニャ]ご確認下さい。[ニャ]」


ニャルムさんも[ニャ]を封印して頑張る!


「…確認しました。レード様、シルド様、ニャルム様。ようこそ冒険者ギルド本部へ。この度のことはビクセン冒険者ギルド ギルドマスター ヤットクサ=オワット より連絡を受けております。この後、レード様、シルド様お二方はサブギルドマスターに面会していただくことになっています。」


ビクセンギルマスってそんな名前だったんだ。いやそれより、


「ニャルムさんも同席させることってできますか?」「私たちの専属担当ですので。」

「…入室の際に確認しますね。今回は特別にこちらで依頼終了確認を行います。依頼終了証明書をお願いします。」


いかにも『できる』って感じの受け答えだな。


「こちらになります。[ニャ]」


ニャルムさんも頑張れ!


「!!!!!!!…少々お待ちください。」


『できる』オーラが霧散して、奥に引っ込んだぞ。

…

あっ戻ってきた。


「申し訳ありません。今回の件は重要案件ですので後日、受領結果をご報告いたします。決して書類に不備があったのではないのでご心配なさらぬようお願いいたします。では、サブマスター室へご案内いたします。」


オーラが、出会った頃のニャルムさんと大差なくなってしまった。



<トントン>「サブギルドマスター。レード様、シルド様をお連れしました。」

「入ってくれ。」

「…あのう…受付嬢のニャルム様も同席したいとのことでお連れしているのですが。」

「かまわない、入ってくれ。」

<ガチャ>「失礼します」


「レード君、シルド君、ニャルム嬢。ようこそ、ギルド本部へ。私はサブギルドマスターを務めるセカンディール=ツバイという。気楽に『サブマス』と呼んでくれたまえ。ルキューデ君、案内ご苦労。下がっていい。」

「はい、失礼します」


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