2話 事後処理生活
「リーダー。あちらに明かりが見えます。」
「あれがアジトかもしれん。慎重に進むぞ…」
「お、明かりが見えたぞ。アジトだ」
「ヒャッハー!野郎ども行くぞ!」
「オーーーーー!」
「…あいつら…。仕方ない俺たちも一気に進むぞ」
「おーーーーー!」
「現場へは3人1組で5組急行。野盗アジトは篝火のため早期発見。
その後 野盗、計15名すべて捕縛。その場にあった全ての物品回収済みです。」
「冒険者などの横領はなかったでしょうね」
「ローレン様の覚書と照合。差異がない事を確認しております。」
「報告ご苦労。」
大失態を犯しましたが、何とか体裁は取れました。
…
罷免…ですかねえ。
…
今回の顛末は正直に報告し、本部の沙汰を待つしかありません。
しかしあの、ドゥーブルの二人組、いったい何者なんですか?
飛び級での試験は聞いてましたが、その前もE級からのスタート。
最初から達成率100%をキープに★5つ
(★10は公式記録には残りません:現在本部で協議中)
採取依頼ではA級魔物を狩ってくる。
…
後で調べると…異常…としか言いようがないですね。
…
そして…ウルフ23体にローレン家の救出ですか。
…
…
あの二人が不正を暴かなければ……そんな考えはいけません!
暴いた上に、正してくれたのだから感謝しなければ。
…
…
何々…追記事項?…
「彼らは『三角盾のオーサン』の義弟」
…敵に回したくありませんね。
何日かして===
『クライフ=ローレン様誘拐事件に関して
今回の件については大きな問題ではあったが、その後の対応および人的・物的被害がなかったことを考慮し、ビクセン冒険者ギルド ギルドマスター ヤットクサ=オワットへの処分は、減給3か月とする。
なお、この件に関してはドゥーブル冒険者ギルド ギルドマスター ドランク=ジラールからの口添えもあった事を追記しておく
冒険者ギルド総本部より』
なんとか首はつながりましたが、『ドランク=ジラールからの口添え』ですか。ありがたく受け取っていいのやら、おびえて暮らさねばならぬのか…




