14話 新人受付嬢の休日生活
「ニャルムさん。今度の休み、ちょっと付き合ってもらえませんか。」
ニャニャニャニャ! こ、これはデートにょお誘いでは? シルドさんって私の魅力にやっと気づいてくれたにょね。
「はい。では明後日におねがいしますにゃ♡」
ニャに着て行こうかニャァ~
===明後日===
「おはようございます、ニャルムさん。」「おはようございます。ニャルムさん。」
...
...
...
...
「…おはようございます。…シルドさん。レードさん。」
えーえーわかってましたよ!シルドさんがレードさん抜きで出かけることないってね!
「今日はこれからコティちゃんとこ行きましょう。コティちゃんも二人に会いたがってましたから。」
ハイハイそうですか。
「それに今朝、久しぶりにシフォンケーキを焼いたのでコティちゃんと食べましょう。」「シルドのシフォンは絶品!」
ニ"ャ!?
「それにゃら早くいきましょう!コティちゃんちへレッツゴーですニャ!」
…
…
「ところであのうシルドさん?ニャンで依頼でもにゃいのにジャケット来てるニャ?」
そうですにゃ
あれはギルドの支給品のはず。
「いやぁ、あれ着てないと町のみんなから『なんで着てないの』ってせっつかれてね。ギルマスに相談したら『ギルドの宣伝になる。普段着として着てろ』って言われて」
ギルマス…
「それにレードと一緒これ着てるとレードの機嫌がいいんだ。」
さいですか。
「「「ごめん下さい」」」
「わぁ、大きいお兄ちゃんに優しいお兄さん、ねこのお姉さん。約束通り遊びに来てくれた。」
コティちゃんは可愛いですニャァ。
「タマちゃんとは仲良くしてるかい。」
「うん!」
「そんなコティちゃんにプレゼントだ。」
「ナニナニ、わーケーキだ。」
なんか甘いにおいがすると思ったらやはりケーキでしたかニャ。
「何騒いでるの?…その青いジャケット…もしかしてタマを探して下さった冒険者さんですか?」
「はい、シルドです。」「レードです。」「ニャルムと言います。」
「その節はありがとうございました。」
「いえ、依頼でしたので」「お気になさらず。」
「それに先日はケーキもいただいて。」
「ん、シルドのケーキは世界一」「おいおいそんなことないだろ。」
レードさんはぶれませんねぇ。
「レードさんの言われる事、わかるわぁ。あらやだ玄関先で話し込んじゃって。上がってくださいな。」
「はい。」「「お邪魔します。」」
「おかあさん、またケーキもらったよ。」
「まあ気を使わせてもらって。すいません。」
「いえ、コティちゃんの笑顔が見たくって。な、レード。」「うん、シルドケーキの信者が増えるのうれしい」
なんの宗教ですか?
そのあとも色んな話をコティちゃんとしました。
「タマちゃん耳触られるの嫌いみたいなの。お姉さんの耳、触っていい?」
恥ずかしいんですが…同性なら親愛の証ニャ…
「ど、どうぞ…ニャ」
「キャー柔らかい♡」
くすぐったいというか…にゃんかしあわせ…
あっシルドさん触りたそうな顔。
レードさん横でシルドさんを肘で小突いる。
にゃんかいいにゃー、こんニャ関係…
「コティね、大きくなったらシルドお兄ちゃんのお嫁さんになる!」
ニャにー、今、いいニャーと思った関係に水をさす!な《ニャ》ー
「そうか。でもその頃には俺はおじさんだぞ。」
そうです、ちゃんと言い聞かせてくださいニャ。
「シルドは私の相棒。あげない。」
うん、レード君はぶれない。
「えー、レードお兄ちゃんずるい。」
「私はずるくない。」
「コティちゃん。大きくなるにはいい子にしてないといけないぞ。いい子にしてたら、またケーキを持ってきてあげよう」
「やったー!」
「!私もいい子にするニャー」
「シルドケーキの信者がまた一人…」
そう、ケーキは正義ニャのだ…
あれ?今日ニャにしに来たんだっけ?
その伝説は少女の一言から始まった。
「いい子にしてたら青いジャケットのお兄さんがケーキをくれた。」
そこから
「いい子には青い鬼がケーキをくれる」となった。
またもう一つの伝説は一人の青年から始まった
「人通りのない路地を歩いていると黒い穴から青黒い何かが出てきて引っ込んだ」
そこから
「細い路地には黒い穴から青黒い鬼がその穴に引きずり込む」となった。
その二つが合体し新たな伝説が生まれた
「青い鬼は、いい子にはケーキを与え、悪い子は穴へ引きずり込む」と




