13話 商会の緊急会議生活
「緊急会議を行う。議題は
1.生ごみ用のごみ箱開発と生ごみ回収。および生ごみを原料にした肥料の開発販売
2,猫砂の販売と回収および回収猫砂を元にしたネズミ忌避剤の開発販売
3.一般庶民向けの巾木の開発。および販売
となります。各議題ごとに進めましょう。」
「支店長。1.についての内容関係が見えません。説明をお願いします。」
「よろしいでしょう。まず現在の飲食店等のごみ箱事情は分かりますか?」
「ただの木の箱が基本です。」
「はい、そこに生ごみを入れるとどうなります。」
「気が腐りやすくなる。」
「そこでごみ箱を丈夫にし中に松脂などを塗って防水性を高めるのです。」
「その場合、原価が高くなりませんか。また丈夫に作ることで買い替え率も悪くなりそうですし。」
「その意見は正しいですね。ですがそのごみ箱を使用している限り一定額でごみを回収するとしたらどうなります。」
「あっ!そのごみ箱を使用されている限り、一定の収入が見込めます。しかし回収ごみを処分する費用が…」
「そこで『生ごみを原料にした肥料』です。農村では生ごみを発酵させて肥料としているそうです」
「なるほど、(生ごみ)という原材料を安価で購入しできた肥料を高価で販売ですね。」
「いけませんねぇ『高価で販売』などと」
「あっ…す、すいません。」
「まぁ気持ちはわかります。商売ですからね。利益を上げてなんぼです。ですがその利益はみなが幸福になった証なのです。『誰か』だけが得をしてはいけないのです。」
「申し訳ありません。」
「よく心に留めておいてください。」
「はい。」
「少々それましたね。1についてはまず
生ごみ用のごみ箱を丈夫で清潔、また回収数を増やす事で、飲食店等が清潔になりネズミ被害が減るというものです。
また回収する生ごみが肥料へとなれば、生ごみ処分費は肥料代に代わります。
試算等はこれからとしても、新規事業として進めようと思うのだが、どうだろうか。」
「飲食店も得をし農家も得をする。いい事業じゃないですか。」
「ぜひやりましょう。」
「となりますと2.も似たようなことですか」
「そうです。ただこちらは一般家庭に向けてですね。私の考える案は価格はそのままとし買っていただいた家庭には無料で猫砂を回収するというもの」
「定期契約の家庭には、割引、配達、回収を行うことにするのはどうでしょう。」
「いい案ですね。こちらも試算等はこれからですが、新規事業として進めようと思うのだが、いかがだろうか。」
「異議なし。」
「3については偶然(嘘)シルド様レード様の手掛けた巾木を使用した飲食店を見つけましてね。ただの鉋掛けでしたが見事なものでした。」
「巾木は貴族様向けという認識があります。売れるでしょうか。」
「テストケースとして2,3件 無料で施工するというのはどうでしょうか。」
「いい案ですね。こちらは開発等の不確定要素がないのでその案で進めてもらえますか。」
「わかりました。」




