表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
影の盗賊(シャドウ・シーフ)  作者: A-LIGHT(I lie)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
564/572

第422話 「怪盗の矜持」

市立美術館。


---


 黄金の王冠。


---


 二枚の予告状。


---


 そして、


---


 二人の怪盗。


---


# ◆警部


---


「カウント開始!」


---


---


「三!」


---


---


「二!」


---


---


「一!」


---


---


「始め!」


---


# ◆瞬間


---


 アルトとカイザーが、


---


 同時に駆け出す。


---


# ◆警備システム


---


 赤外線レーザーが、


---


 展示室を埋め尽くす。


---


---


 天井から防犯シャッターが降下する。


---


---


 床には感圧センサー。


---


---


 一歩でも踏み間違えれば、


---


 館内全体が封鎖される。


---


# ◆クロ


---


『この警備を突破するの!?』


---


# ◆セラ


---


『普通なら無理だよ!』


---


# ◆アルト


---


 壁を蹴り、


---


 レーザーの隙間を滑るように駆け抜ける。


---


---


◆笑う


「悪くない。」


---


# ◆カイザー


---


 一方で、


---


 歩くような速度で前へ進む。


---


---


 しかし、


---


 レーザーは一本も反応しない。


---


# ◆レイン


---


「避けてない……?」


---


# ◆黄昏


---


◆解析


『違います。』


---


---


◆続き


『警備装置の作動タイミングを完全に読んでいます。』


---


# ◆アルト


---


 ちらりとカイザーを見る。


---


---


◆小さく


「やるな。」


---


# ◆カイザー


---


 微笑む。


---


---


◆続き


「ありがとうございます。」


---


---


◆一言


「ですが、まだです。」


---


# ◆突然


---


 展示ケースの上から、


---


 一筋のワイヤーが降りる。


---


---


 第三の影。


---


# ◆???


---


 黒いフードを被った人物が、


---


 一瞬で王冠へ手を伸ばす。


---


# ◆警部


---


「第三の侵入者だ!」


---


# ◆クロ


---


『えぇぇ!?』


---


# ◆セラ


---


『聞いてないよ!!』


---


# ◆アルト


---


 目を細める。


---


---


◆小さく


「……そういうことか。」


---


# ◆カイザー


---


 静かに笑う。


---


---


◆一言


「試験は、ここからです。」


---


# ◆アルト


---


「お前が呼んだな?」


---


# ◆カイザー


---


◆頷く


「ええ。」


---


---


◆続き


「王冠は餌。」


---


---


◆一言


「本命は彼です。」


---


# ◆レイン


---


「どういう意味だ……?」


---


# ◆カイザー


---


 第三の怪盗を見据える。


---


---


◆静かに


「彼は最近――」


---


---


◆続き


「盗んだ宝を闇市場へ流し、人命さえ売り渡している。」


---


---


◆一言


「怪盗の名を利用する犯罪者です。」


---


# ◆アルト


---


 表情から笑みが消える。


---


---


◆小さく


「……なるほどな。」


---


# ◆カイザー


---


「私は王冠を盗みに来たのではありません。」


---


---


◆続き


「彼を表舞台へ引きずり出すために、この舞台を用意しました。」


---


# ◆アルト


---


 帽子を深く被る。


---


---


◆笑う


「最初からそう言え。」


---


# ◆カイザー


---


 苦笑する。


---


◆一言


「あなたが来るか、確信が持てませんでしたので。」


---


# ◆ラスト


---


 黄金の王冠を狙う者は三人。


---


 しかし、本当の標的は一人。


---


 伝説の怪盗と怪盗王は、


---


 初めて同じ敵へと視線を向ける。


---


――続く。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ