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影の盗賊(シャドウ・シーフ)  作者: A-LIGHT(I lie)


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第386話 「終末の海」

白い世界。


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 亀裂の向こう。


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 そこにいたのは、


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 一体ではない。


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# ◆闇


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 無数。


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 数え切れない終末王。


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 それぞれ姿が違う。


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 巨大な目。


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 黒い太陽。


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 人型。


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 機械。


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 竜。


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 だが、


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 全てが“終わり”。


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# ◆セラ


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『……嘘でしょ』


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# ◆クロ


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『終末王って量産型だったのか!?』


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# ◆ノワール


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◆小さく

『違います』


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◆続き

『別の世界の終末です』


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# ◆ゼロ


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「つまり」


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◆一言

「全員敵か」


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# ◆ノワール


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『本来なら』


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◆小さく

『交わることはありません』


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◆続き

『ですが』


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◆一言

『あなたが終末を盗んだ』


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◆続き

『その穴を通って来た』


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# ◆アルト


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「悪いことしたな」


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# ◆クロ


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『規模!!』


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# ◆明日


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 震えている。


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◆小さく

「世界の境界が壊れてる」


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# ◆永遠


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『どうするの?』


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# ◆ノワール


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 静かに懐中時計を見る。


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◆小さく

『一つだけ方法があります』


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# ◆全員


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「?」


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# ◆ノワール


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◆一言

『門を閉じる』


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◆続き

『そのためには』


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◆小さく

『終わりを返す必要がある』


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# ◆アルト


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「つまり俺の終わりか」


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# ◆ノワール


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 頷く。


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# ◆明日


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◆震える声

「でも」


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◆続き

「そうしたら……」


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# ◆永遠


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『アルトが……』


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# ◆ゼロ


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 帽子を深く被る。


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◆小さく

「勝手に決めんな」


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# ◆全員


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「?」


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# ◆ゼロ


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◆一言

「こいつは」


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◆続き

「自分で決める」


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# ◆アルト


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 笑う。


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◆一言

「珍しく気が合うな」


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# ◆ノワール


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 微笑む。


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◆小さく

『それでこそ』


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# ◆その時


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# ◆終末王たち


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 一斉に動く。


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# ◆声


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『発見』


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『異常個体』


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『終わりを持たぬ者』


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『回収開始』


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# ◆アルト


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「人気者だな」


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# ◆ゼロ


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◆笑う

「嫌われ者だろ」


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# ◆轟音


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 終末の海が押し寄せる。


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# ◆明日


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◆叫ぶ

「アルト!!」


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# ◆永遠


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◆震える声

『怖い……』


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# ◆アルト


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 永遠の頭を軽く叩く。


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◆笑う

「安心しろ」


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◆続き

「怪盗は逃げるのも仕事だ」


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# ◆ノワール


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 少し驚く。


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◆小さく

『逃げますか』


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# ◆アルト


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◆笑う

「当たり前だ」


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◆一言

「勝てねぇ喧嘩はしねぇ」


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# ◆ゼロ


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 笑う。


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◆一言

「それも怪盗だ」


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# ◆ラスト


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 無数の終末王。


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 崩れ始めた境界。


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 そして、


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 アルトの終わり。


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 全てを賭けた最後の逃走劇が、


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 始まろうとしていた。


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――続く。


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