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影の盗賊(シャドウ・シーフ)  作者: A-LIGHT(I lie)


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529/676

第387話 「怪盗は逃げる」

終末の海。


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 無数の終末王。


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 白い世界を埋め尽くす、


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 終わりの群れ。


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# ◆終末王たち


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『異常個体確認』


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『回収開始』


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『終焉修正』


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# ◆セラ


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『逃げてぇぇぇ!!』


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# ◆クロ


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『いやもう逃げてる!!』


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# ◆アルト


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 笑う。


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◆一言

「行くぞ!」


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# ◆ゼロ


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◆笑う

「待ってた」


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# ◆逃走開始


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 二人が駆け出す。


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 白い空間を。


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 終末の海を。


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# ◆ノワール


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 後ろから歩いている。


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◆小さく

『若いですな』


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# ◆クロ


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『走れよ!!』


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# ◆終末王


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 黒い太陽が光る。


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# ◆轟音


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 空間そのものが消滅する。


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# ◆永遠


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◆叫ぶ

『危ない!!』


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# ◆アルト


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 跳ぶ。


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◆笑う

「派手だな」


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# ◆明日


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 光を展開する。


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◆一言

「こっち!」


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# ◆道


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 白い階段が現れる。


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# ◆ゼロ


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◆笑う

「便利だな」


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# ◆その時


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# ◆機械の終末王


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 目が開く。


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◆声


『捕捉』


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# ◆瞬間


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 アルトの前に現れる。


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# ◆アルト


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「速っ!?」


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# ◆衝撃


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 吹き飛ばされる。


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# ◆ゼロ


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「アルト!!」


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# ◆永遠


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◆泣きそうな声

『嫌だ!!』


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# ◆アルト


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 立ち上がる。


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◆笑う

「まだだ」


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# ◆ノワール


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 初めて前へ出る。


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◆一言

『失礼』


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# ◆懐中時計


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 開く。


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# ◆光


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 空間が止まる。


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 終末王たちの動きが遅くなる。


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# ◆セラ


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『すごい!』


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# ◆クロ


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『時間停止!?』


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# ◆ノワール


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◆微笑み

『盗んだだけです』


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# ◆ゼロ


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「何をだ」


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# ◆ノワール


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◆一言

『一秒ほど』


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# ◆全員


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「……」


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# ◆アルト


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「やっぱ怪盗だな」


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# ◆ノワール


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◆笑う

『恐縮です』


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# ◆その瞬間


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# ◆最奥


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 終末王たちが、


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 左右に割れる。


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# ◆静寂


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# ◆明日


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◆顔色が変わる

「嘘……」


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# ◆永遠


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 震え始める。


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◆小さく

『あれは……』


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# ◆闇


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 一つの影。


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 何もない。


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 姿もない。


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 形もない。


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 ただ、


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 そこに“在る”。


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# ◆ノワール


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 笑顔が消える。


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◆小さく

『まさか』


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◆続き

『まだ残っていたとは』


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# ◆アルト


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「誰だ?」


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# ◆ノワール


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 珍しく緊張した声。


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◆一言

『終わりではありません』


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◆続き

『始まりです』


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# ◆ラスト


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 終末王ですら、


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 生まれた存在。


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 その根源が、


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 怪盗たちの前に現れた。


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――続く。


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