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影の盗賊(シャドウ・シーフ)  作者: A-LIGHT(I lie)


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第308話 「選ばなかった者」

静寂。


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 セラの手から渡された、


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 小さな“物語の欠片”。


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# ◆空白


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 それを、


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 見つめている。


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 触れているだけなのに、


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 胸が重い。


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# ◆一言


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「……なんで……」


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◆続き

「こんなに……苦しいの……」


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# ◆セラ


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「それが“意味”だから」


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◆一言

「軽くないよ」


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# ◆空白


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 ゆっくりと、


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 目を閉じる。


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# ◆変化


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 周囲の景色が、


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 揺れる。


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# ◆展開


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 夜の街が消え、


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 別の光景が重なる。


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# ◆回想


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 薄暗い部屋。


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 机に向かう、


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 一人の少年。


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# ◆過去の姿


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 紙には、


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 何度も書き直された跡。


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◆言葉


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「……どれも……違う……」


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# ◆葛藤


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 選べない。


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 何が正しいのか、


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 分からない。


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# ◆声(外側)


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『修正』


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◆続き

『最適解を提示』


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# ◆現象


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 紙の文字が、


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 勝手に書き換わる。


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# ◆少年


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「……やめて……」


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◆小さく

「自分で決めたい……」


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# ◆だが


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 何度も、


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 修正される。


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 間違えるたびに、


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 書き換えられる。


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# ◆繰り返し


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 選ぼうとするたび、


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 消される。


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# ◆崩壊


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 やがて――


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◆一言


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「……もう……いいや……」


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# ◆放棄


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 ペンが、


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 落ちる。


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# ◆核心


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 “選ぶこと”を、


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 やめた。


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# ◆その瞬間


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 文字が消える。


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 紙が白くなる。


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 何も残らない。


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# ◆声


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『最適化完了』


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# ◆結果


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 少年は、


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 “何も持たない存在”になった。


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# ◆現在


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 景色が戻る。


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# ◆空白


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 立っている。


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 少し、


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 震えている。


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# ◆一言


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「……あれが……」


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◆続き

「僕……?」


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# ◆セラ


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 静かに頷く。


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# ◆理解


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 奪われたんじゃない。


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 消されたんじゃない。


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# ◆真実


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 “手放した”。


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# ◆空白


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「……じゃあ……」


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◆震え

「全部……自分で……?」


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# ◆セラ


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「うん」


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◆一言

「でも、それでもいい」


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# ◆続き


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「もう一回選べるなら」


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# ◆沈黙


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 長い、


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 長い沈黙。


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# ◆アルト


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 少し離れた場所で、


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 それを見ている。


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◆小さく

「……なるほどな」


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# ◆評価


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 敵じゃない。


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 これは――


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 “止まった物語”。


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# ◆空白


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 手の中の光を見る。


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 まだ、


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 消えていない。


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# ◆一言


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「……これ……」


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◆続き

「持ったら……どうなる……?」


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# ◆セラ


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「わかんない」


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◆笑う

「でも」


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◆一言

「それも、選んで」


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# ◆ラスト


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 選ばなかった者に、


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 再び“選択”が与えられる。


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# ◆最後の一文


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 物語は、


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 終わった者にすら、


---


 もう一度始まる機会を与える。


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