182 遺跡探索
久しぶりの更新です。
中々執筆が進まず、間が開いてしまいました。
また少しずつ更新再開します。
「遺跡・・・?」
巨大なワニとの遭遇から、いくつかの村を超えた先の普通の宿場町ロンロ。
その宿のお食事処で町のおじいさんから話を聞いていた。
「そうじゃ。古い遺跡でのぉ。数年前に見つかったんだったかのぉ。」
「遺跡ってことはお宝やー!?」
「ドーラちゃん。急に立ったら危ないよ。」
「あ、ごめんやって。」
「ふぉっふぉっふぉっ。元気のええ童じゃのぉ。」
「子供ちゃうわー!」
「ふぉっふぉっふぉっ。」
「こらー!」
そう。
何を隠そうドーラはこのパーティで最年長なのだ。
現在ドーラは15歳、俺、ゼン、イチ、ミリアは14歳、サーシャは10歳だ。
まあドーラが5月生まれ、俺が11月、ゼンとイチが12月、ミリアが3月だから数ヶ月違いで同い年になるのだが、それでも最年長には違いない。
身長は一番低いのにな。
小人族だから当たり前なのだが。
ちなみにサーシャは11月だ。
今は10月も終わりに近づいており、もうすぐ誕生日だな。
「うちは大人やー!」
「ふぉっふぉっふぉっ。」
まあこのおじいさんからしたらみんな童で間違いないだろうけど。
そろそろ話を戻そう。
「おじいさん。話を戻すけど、依頼はその遺跡なのか?」
「ふぉっふぉっふぉっ。そうじゃ。遺跡が見つかった数年前じゃったかのぉ。あの時は余所からわんさか人が来てのぉ。この町も潤ったもんじゃぁ。」
「そこに魔物が住み着いた、ということか。」
「そうじゃ。最近はめっきり遺跡に行くもんがおらんからどこからか住み着いてしまったようじゃ。」
「それを退治すればいいんだね。」
「そうじゃそうじゃ。話が早くて助かるのぉ。別に悪さしとる訳じゃあないんじゃが、あの近くはよく薬草が採れるけぇ採取量が減って困っとるんじゃ。この辺りは冒険者が少のうし、騎士様にお願いするほどのことでもないしのぉ。」
「魔物の間引きは兵士たちの仕事じゃないのか?」
「兵にも限りがありますから、他に優先される仕事がある場合、後回しにされることもありますわ。今回の場合はその遺跡に近づかなければ問題ないようですし、薬草ならば他から入手も可能ですから、優先度は低いと判断されているのではないでしょうか。」
「なるほどね。」
「もちろん近くに派遣されたついでに対処されることもあるでしょうから、優先度だけではないとは思いますわ。」
地元の話となるとミリアがいてくれて助かるね。
分からないことがあると補足してくれるから、話が早くて助かる。
依頼の内容は遺跡に住み着いている魔物の調査と可能であれば排除だ。
何が住み着いているかが分からないため、排除は必須ではないが、困ってそうなので出来る限りはやっておこう。
報酬はまあまあだが、古い遺跡という事で何か残っているかもしれない。
調査がされ尽くしているから無い可能性の方が高いが、あるかもしれない。
かもしれないというのは中々ワクワクするものだ。
さて、何が出るかな?
ロンロの町から歩いて半日程度しか離れていない森の中にひっそりとその遺跡はあった。
森には珍しい薬草類が自生していたので、サンプルだけ採取しておいた。
町の人たちの採取場だから、乱獲はダメ絶対だ。
「あれやね。」
「そうだ。」
「魔物だー。」
「いっぱいですます。」
「腕がなりますわね!」
「群れにしてもちょっと多くないですか?」
イチの言う通り、目的の遺跡の入り口から魔物が溢れ出て来ていた。
ざっと見ただけで20体はいる。
全部ストーンゴーレムだ。
レベルは15前後だが、普通の兵士だけではこの数に太刀打ちできないだろう。
「ソーマ様。町の人たちで倒せるですます?」
入り口でこのレベルだと奥にはもっと高レベルの魔物が潜んでいそうだ。
というかこれは・・・。
「迷宮化してる?」
「え!?ソーマさん!どういうことですの!?」
「ちょ、ミ、ミリア!お、落ち着いて!」
ミリアに腕を掴まれて詰め寄られる。
そして、揺さぶられて頭がクラクラする。
わー。
「ミ、ミリアさん!ソーマ様が!」
「え、あ、ごめんなさい。だ、大丈夫ですの?」
「あ、ああ。大丈夫だよ。驚いただけ。」
「そう。ごめんなさい。取り乱してしまいましたわ。」
「いやいいよ。」
「で、兄ちゃん。あの遺跡が迷宮化してるって言うん?」
「確証はないけど、あれだけの魔物が一か所に集まっているのは異常だよ。そもそもストーンゴーレムは普通は遺跡にはいないはずだよ。岩山とか洞窟とかだったかな。」
「へー。で、どないする?」
「調査依頼だし、ちゃんと中まで入って調べようか。」
「はーい。」
「ゴーレムってどうやって倒すん?」
「さあ?砕けばいいんじゃない?」
「適当やな。」
「だって戦ったこと無いし。誰か知ってるの?」
みんなに聞いてみたが誰も知らないようだ。
「という事でとりあえず攻撃してみよう!」
「おー!」




