表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺、英雄になる?  作者: 黒猫
トリスタ編
161/200

159 新しい部下

「これはこれは、ようこそお越しくださいました。本日はどのようなご要望ですかねぇ。」

「そうだなあ。低レベルな女子が欲しい。店の売り子をさせたいから、読み書き計算が出来るとありがたいが、おまけ程度だ。」

「そうですねぇ。読み書き計算ができるとなると少々品薄なのですが・・・。」

「まあ必須じゃないよ。できれば程度で良い。」

「かしこまりました。少々お待ちを。」


しばらくして部屋にぞろぞろと白い貫頭衣を着た人が入って来た。

前回同様ある程度は清潔にしているようだった。

今回は全員が女だ。

一応性別は。

ていうか多い。

条件が緩かったため、当てはまる奴隷が多かったようで若干流れ作業になる。


1人目はレベル5、女性、35歳、人族、罪科なし。

鑑定で説明を読んでも特に問題はなさそうだった。

元農民で普通の借金奴隷だが、目に生気がない。

家族もいるみたいだ。

というか隣にいた。

2人目はレベル4、女性、16歳、人族、罪科なし。

母親に似た赤毛の女の子だ。

元々は明るい子だったに違いないが、今は頬が痩せて目に生気がない。

何があったのかと思ったが、どうやら父親を目の前で殺されたらしい。

犯人は魔物だ。

既に冒険者に倒されているが、死んだ父親は戻ってこない。

生きる気力をなくして借金、奴隷へと落ちた。

心の問題となるとちょっと解決に時間がかかりそうだ。

とりあえず次いこう。


次は4人まとめて。

レベル3、女性、9歳、羊の獣人族、罪科:窃盗。

レベル3、女性、8歳、兎の獣人族、罪科:窃盗。

レベル3、女性、8歳、兎の獣人族、罪科:窃盗。

レベル3、女性、7歳、牛の獣人族、罪科:窃盗。

うん。

明らかにストリートチルドレンだ。

出身が西の帝国のようで、窃盗で捕まって奴隷落ちしたらしい。

帝国は実力主義という話を聞いたことがあったから、獣人差別のようなことは無さそうなのだが、全員が獣人だった。

どういうことだろう。

ちょっと目つきが反抗的だが、状況を考えると仕方ないだろう。

あり、かな。


次はレベル9、女性、62歳、人族、罪科:窃盗。

この人はストリートオバちゃん?

あ、これダメだ。

職業は農民だけど説明に密偵って書いてある。

たぶん普段は農民で、たまに情報を伝える係なんだろう。

何で密偵が奴隷落ちしているのか分からないけど。


次はレベル6、女性、13歳、獣人族、罪科:なし。

熊の獣人のようだが、耳が破れ、身体は傷だらけで目も死んでいる。

目が死んだ子多いな。

群れからはぐれたところを魔物に襲われ、命からがら逃げたところで売られたようだ。

踏んだり蹴ったりだな。


次はレベル14、女性、51歳、人族、罪科:窃盗、殺人。

明らかな犯罪者だがこの中では一番元気に見える。

血色もよく、並べられると優良物件に見えてしまう。

完全に罠である。

犯した殺人も正当防衛とかではなく、遺産目当て。

それがバレて犯罪奴隷落ちしたという事なので怖い。


そんな感じで地雷を避けつつ、引き取る子を選んでいった。

流石に全部とはいかない。

人が増えると何が起きるか分からない。

だから少しずつ進めていくべきだと思う。

今回はちょっと多いが15人の奴隷を買った。

しめて金貨91枚だ。

白金貨にしたら9枚ちょっと。

大金だが15人も買ったとなると安いかもしれない。

色々と難がある人が多いからこんなもんだろう。


あの奴隷商、ここぞとばかりに売りにくい奴隷を押し付けてきやがった。

まあ何とかなるだろう。

とりあえずは治療とご飯だな。

今回はすぐさま治療をしないといけない人はいなかったから、このまま移動だな。


「さあみなさん手を繋いでー!」

「はい・・・。」


みんな元気がないが、主人の命令にはしぶしぶ従う。

反抗的な目をしながらも従うのはどうしてだろうか。

奴隷商館でどんなことをしているのか少し気になるが、あまり深くは考えないでおこう。

俺は手を繋いで、と言いながら一人ずつペタペタと触れていく。

グループ追加追加と。

全員をグループメンバーにしてから締め切った部屋から猫村に転移した。



いきなり移動した為、声も出せずに驚いていたが、とりあえずはスルーだ。

猫村に着いてからはポーションとあったかいシチュー(イチ作)とパン(イチ作)とファングボアの香草焼き(キモたん作)を食べた。

俺も食べた。

イチの作ったシチューの染みること染みること。

みんな泣きながら食べていた。

ひとりだけ、顔に火傷痕のあるセレスだけは呆然と作業のように食事を口に入れていた。

少しずつフォローしていくしかないだろう。

周りには休憩中の小柄な魔猫がゴロゴロとしている。

大きな魔猫には近づかないように厳命している。

キモたんとか論外だ。

今の魔猫たちのレベルであれば、一般人に見つからないように行動することなど容易いのだ。

これも訓練だと思えば面白いかもしれないね。



【購入した奴隷たち】

トスカーナ 女 41歳 人族 元薬師(薬師スキルなし) 前にもいた

セドナ 女 35歳 赤毛 人族 元農民 未亡人 目が死んでたがご飯で少し復活

マリ  女 16歳 赤毛 人族 元農民 父なし 目が死んでたがご飯で少し復活

ノン  女 11歳 熊の獣人族 傷だらけ 耳欠け 目が死んでたがご飯で少し復活

セレス 女 19歳 人族 顔に火傷痕 返却された奴隷 目が死んでる

ハズゥ 女 29歳 ハイエナの獣人 右腕欠損 顔にも傷 しっかり目

カズゥ 女 23歳 ハイエナの獣人 左腕左足欠損 目が死んでたがご飯で少し復活

ルア  女 9歳 羊の獣人族 罪科:窃盗 元ストリートチルドレン 反抗的な目→わーい

スーラ 女 8歳 兎の獣人族 罪科:窃盗 元ストリートチルドレン 反抗的な目→わーい

ニール 女 8歳 兎の獣人族 罪科:窃盗 元ストリートチルドレン 反抗的な目→わーい

ネーネ 女 7歳 牛の獣人族 罪科:窃盗 元ストリートチルドレン 反抗的な目→わーい

キース 男 8歳 アライグマの獣人族 罪科:窃盗 元ストリートチルドレン 反抗的な目→わーい

タロス 男 7歳 アルマジロの獣人族 罪科:窃盗 元ストリートチルドレン 反抗的な目→わーい

ジオ  男 7歳 ナマケモノの獣人族 罪科:窃盗 元ストリートチルドレン 反抗的な目?→わーい?

セスタ 男 6歳 リスの獣人族 罪科:窃盗 元ストリートチルドレン 反抗的な目→わーい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ