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海賊の御宝《トレジャーボックス》

間に合ったか…遅くなりました

「ディーン…」


蹲り泣いている黒髭


「ふん!邪魔が入ったか、無駄な事を…バカな聖霊…いや、男だ」


「貴様ァァ!」


歯ぎしりし憤怒の表情でモトーチ皇子を見上げる黒髭


再び両手を合わせ太陽の玉を造り出そうとするモトーチ皇子


「心配せずとも直ぐに後を追わせてやる」


次の瞬間


「計略!海賊の御宝トレジャーボックス


黒髭が胸から小さなオルゴール大の金色に光輝く宝箱を取り出した。


「ほう…それが貴様の計略か?気が変わった貴様がそいつを使うまで待ってやろう」


(ケンシンさん逃げて!)


え?


アトラさんが以心伝心(テレパシー)で伝えてきた。


「後悔するぞ!」


「ふん!宝箱を取り出した程度で俺の太陽王アポロンに勝てると思っているのか?」


「違う!ディーンを殺したことだぁぁ!」


そう叫ぶと黒髭はオルゴール程の大きさの宝箱から、物理法則を無視して人間が入れる様な大きな樽の様な物を取り出すと床に向かって投げつけた!


すると、大樽が割れて中から黄色い煙が立ち込める!


それは直ぐに部屋全体へと広がった。


「ゴホッゴホッ!なんだ…これは…グハッ」


血を吐き出すモトーチ皇子…体全体の血管が浮き出て血が出ている


シュコーシュコーと音が鳴る…煙に埋もれてモトーチからは見えなかったが


「よく吸い込め、俺の海賊の御宝トレジャーボックスは奪った物を何時でも取り出せる!それは鯨をも殺せる毒ガスだ…シュコー」


と黒髭の声がした。


「くっ!ここは…一旦引いてや…ブバッ、影狭間シャドーディメンション


「すまん…やれなかった、か…」バタッと誰かが倒れこむ音がした。


そして


「ケンシンさん、ありがとうございます」


「いやいや、よく分からないけど急に逃げろって言われたから慌てましたよ。」


「でも大丈夫なんですかね?モトーチ皇子を倒してないんだけど」


「恐らく大丈夫だと思います。黒髭は何か奥の手を使ったようです…モトーチ皇子もタダではすまなかったはず」


マーリーは気絶していた、恐らくモトーチ皇子にやられたのだろう。


俺はアトラさんの警告を聞いて咄嗟に絶対王者の時間ファラオタイムを使い時を止めて、超クイックでアトラさんとマーリー(ついでにマゾーカさんも)抱き抱えて瞬時に地上まで移動した。


後で戻ってみると、黒髭がガスマスクの様な物をつけて倒れていた。


モトーチ皇子と船は見当たらなかったので恐らく逃げたのだと思う。


その後回復した黒髭は海賊の降伏と、モトーチ皇子を倒すまでの間の協力を約束してくれた。







そう言う訳で、海賊王編は終了です!


次週からは最終章に入ります

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