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太陽王

「フフフ…久しぶりだなアトラ王よ」


え?どういうこと?モトヤさんが皇子?


困惑している俺にアトラさんが説明してくれる


「この人は私達が争っている国トーチ帝国の皇子モトーチです」


「な、なんだって~!」


で、でも顔が違う…さっきまでは肉しか見えない様な状況だった


「で、でも顔が…」


「ふん、簡単な事よ。顔の皮は剥いでくれてやった…留守番の駄賃にな!そして治った!」


治ったとは?


「こいつ人間じゃねえな…天魔王に似てるが」


とダンディ黒髭が呟く、天魔王とはモンスターの王の1人だったはずだが?


「ふはははは!その通りだ!天魔王やつは俺に吸収された」


「馬鹿な!ありえん!俺達が人間に吸収される訳がない…特に奴の様な自我の強い男なら尚更だ!」


黒髭が、そう言うとモトーチ皇子?は一瞬悲しそうな虚しさを感じさせる表情を見せたが、すぐに笑いだし


「フハハハ、だが分かるだろう?事実俺はここにいて、天魔王の魂は存在しないと言う事が!」


と言った後で右手の人差し指を天に掲げ


「そう、俺は人間を越えた存在!そしてお前らモンスターの王をも越えた唯一無二の存在なのだ!」


こいつやっべえぞ


そして、その指をそのまま下に下ろし俺に向けたかと思うと


「そして、そんな俺に相応しい男はお前の様な勇者てんしだ」


と言ってニヤリと笑った。


「え?」


すみません、ちょっと何言ってるか分からないです!


「モンスターも人間も越えた、神の様な俺には普通の人間の男もモンスターも釣り合わないと言うことだ」


フフフフハハハと笑っている。


ちょ、やめて


シュボッと音が鳴り、そちらを向くと黒髭が葉巻を吹かしながら


「ふぅ~お前の趣味はどうでも良いが、トーチの皇子よ…この国を落としたら、俺の物って事でいいんだよな?」


と聞いていた


「何を言っている?俺の物は俺の物、他の物も全て神たる俺の物だ!」


うーん、ジャイ○ンと言うかジャイ○ンツと言うかな発想。


○の抜けた穴は大きかったよ。


「なんだと!?話が違うぞ!ハイマツ城の情報と一緒にトーチの使者から言われたのは、攻め落とした暁には独立した主権を帝国が保証すると!」


それを聞いたモトーチ皇子は鼻で笑ってから


「知らんな、部下が勝手に言ったことなど…まあ、貴様らの海賊行為には多少は目をつむってやるし潰さないでいてやる位はしてやる」


と微笑んだ…イケメンだが悪いやっちゃで…


そして、それを聞いた黒髭も青筋を浮かべながら笑い


「フフフフ…なら死ね!」と、言った


黒髭の周りには、さっき俺に撃ったのと同じで空中に銃が浮いてる…しかし、さっきと違うのは10倍以上、100丁位ある事だろうか。


そこから弾丸が一斉に発射された!


しかし、モトーチ皇子は避けようともしない


俺は念のため、超タイムを使い、時間を遅らせてスロー再生していた。


「ふん!太陽王アポロン


モトーチ皇子が叫ぶと同時に体を光が包む


そして弾丸は全て光に包まれて消えた…


その後には赤と金色に光り輝く鎧を身に纏った銀髪の皇子が腕を組み、余裕の表情で立っていた。












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