マジ天使
「くっ!痛いな」
俺は壁に首から上が刺さったままの状態で呟いた。
しかし、この体になってからは実は痛くない
ゲームとかでやられた時に痛いとか言ってしまうやつだ。
「ふんっ!」
パラパラパラと音がなる、崩れた壁から俺が自分の頭を引き抜いたからだ
「なに?効いてないだと?」
眉を少ししかめるダンディ黒髭
「いや、多分ダメージは入ってるんじゃない…うん入ってるなHPが減ってる」
本当だステータスを確認したら590ダメージ位はくらっている。
「HP?やはり、そうか…貴様天使だな?」
アトラさんも「やはり…」などと呟いてる
「天使?」
ケンシンちゃんマジ天使とか、そういうことかな?
「そんな事言われても別に嬉しくないし、お前の男になる気はないぞ?」
前世でも可愛いとか言われた事はあるが(おばちゃんとか男の先輩にだが)今の俺は可愛いと言うよりは美形のはずだ!
て言うかノンケだ!
「ふん…違う、そういう意味で言ったのではない、お前は女神の使いか何かだろう?」
ダンディなおじさんに鼻で笑われてしまったよ…でも
「な、なぜ、それを?」
「俺達はモンスターの王はお前達の言葉で言うと研修期間ってのが有ってな、その時に女神について回るんだよ…HPとか言うのは地球のゲームだったか?で使われている言葉だな」
そういやモンスターの王は向こうの現代の知識を持ってたな?熊王も女神についてるんだっけ?あいつ何やってるんだろ?
「天使…こちらの世界では勇者とも言うらしいがな」
と黒髭が呟くとアトラさんもうなずいていた。
すみません天使でお願いします!
まあ、それはいいや…それより迂闊だったかな?
まあバレてもいいか!アトラさんも気づいてたぽいし
「まあ、そうでなくても俺の攻撃で傷1つ、つかないしな」
と言いながら黒髭がシュボッと葉巻に火をつけて言う。
「そして何よりも美しい…点もな」
と黒髭ではない声で、そんな言葉が聞こえてきた、そちらを見ると狐のお面を被った怪しい男がいた…てかモトヤさんやった。
「なに…いつの間に?」
ちょうど黒髭の背後にたっていた。
さっき俺の事を鼻で笑っていたダンディなおじさんがポロっと葉巻を落として素で驚いていた!
汗って感じだな
「フフフフ…そろそろ余興も終わりにしよう」
モトヤさんが仮面に手をかける、そして仮面を外すと同時に顔が光り輝くと
「へ?」
その仮面の下には傷1つない、銀髪の高貴な整っている顔の美形が姿を表した。
「え?何で?だって、黒髭の一味に顔を剥がれて…」
「は?俺がそんな事をする訳ないだろ?前世でも今世でも、そんな事はしない…俺は誇り高き海賊兵士の司令官だ!」
と黒髭が否定する。
「じゃあ、一体どうして?」
俺が困惑していると倒れているアトラさんが
「あ、あなたは…モトーチ王子!」




