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マゾーカの屈辱

着いたのは洞窟の様な場所だった。


ちょうど鍾乳洞の様な場所だろうか


「申し訳ありませんが、ここからは船では進めません歩きになります」


とモトヤさん


俺たちは、しばらく道なりに進むと、石で作られた壁と扉があった。


かなり古いし粗末な作りだな


「ハイマツの王族がこの地を納める様になったばかりの頃に、いざというときの抜け道として作られたと聞いています」


「なぜ?そんな事をあんたが?」


マーリーが怪しむ様に眉を潜めてメガネクイッと聞く


「ハハハ、私の祖先はトーチの王族の側近だったとかで、その昔ハイマツの祝賀会に招かれた際の反乱に巻き込まれた時に避難するために通った事があると言う話を聞いております」


それを聞きマーリーがハッとした。


「祖先がトーチの王族の側近で商会…まさかマウンテンビュー商会?!」


「ハハハ、そんな感じ?それが役に立ったと言うことですね」


と仮面の下でカラカラと笑うモトヤさん


「そんな感じって!」とマーリー


「え?そんなに凄いの?」


当然この世界に来て間もない俺は会社の名前なんて分からない


「パンツから大砲まで何でも揃えるが売り文句の総合商社だよ、トーチの大財閥だよ!」


とマーリー


「うへえ、そりゃ豪華な船に乗ってる訳だ!でも何で一人で」


よく分からないが幅広く商売をやってる事はわかった…パンツは近所のスーパーやデパートでも売ってたが同時に大砲までは置いてなかったからショッピングセンターより凄いんだろう。


「フフフ、何、親には勘当された様な物でしてね」


「それより、この上みたいですよ。」と白い狐の仮面を被ったモトヤさんが指で上をさす。


「上?」


石の扉を開いてからは少し匂う下水道みたいな所を通ってきたからな。上と言われてもよく分からない


「この上には誰か居るのかな?」


と俺が聞くと


「いや、誰も居ないとは思いますよ、何も落ちてきませんしね」


とモトヤさんが答える。


よし、それなら…




一方その頃、ケンシン達がいる真上のフロアでは


「フフフ強情な奴だ!お前の恋人がどうなっても良いのか?」


ギリギリとマゾーカの顔を踏みつける黒髭


「ハアハア、や、やめろ…」


ボロボロにされたアトラがうずくまった状態で黒髭に言う


「お前を痛め付けても効果が無いようだからな、この男を代わりに痛め付けてやる」


と笑いながらマゾーカの顔を踏みつける黒髭


「ハアハア、お、俺はどうなっても良い!やるなら、もっとやれ!」


踏まれているので表情はよく見えないが、息荒く言うマゾーカ


「フッ…泣かせるシーンじゃねえか?好きな男の為に自分を犠牲にするとはな!良いだろう、なら痛みだけではなく辱しめも与えてやる!」


と黒髭


「な、何、辱しめまでもだと?へっへっへ、どこまでも楽しませてくれやがるぜ!」


と今度はヨダレと鼻血を出しながら言うマゾーカ


「こいつ、なんて強がりを!だが、その強がりも、ここまでだ!今から、そこの便所に顔を突っ込んでやるぜ」


「フオオオオ!ブラボー!黒髭ばんざーい!」


鼻血とヨダレが大量の変態マゾーカ


「や、やめなさい!マゾーカをいじめて良いのは私だけだ!」


と悔しそうなアトラ


「ん?何かおかしいな…ま、まあ、王が嫌がってるみたいだから良いだろう!」


その時、ドーンと言う音が響き光が便所の扉を突き破った。


下から何者かが、軽やかに飛んできて姿を現す。


「ふう、究極太陽属性解放溜め切り《アルティミットソーラーレイ》極小溜めが成功した様だな」


「ケンシン!」「ケンシンさん!」


一人は悲痛な一人は喜びの表情で、その名を呼んだ。










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