王墓公園
一方その頃
超龍とヒュドー
二人の龍人は10キロ程離れた所にある王墓公園についていた。
そこには歴代のハイマツ王が眠る墓が無数にある広大な砂丘の様な場所だった。
その上空で睨み合う二人
「ここで良いのか?」と超龍がヒュドーに聞く
「ふんっ、ディーンの野郎に街を壊すなと言われてるからな、仕方ねえだろっ!それに墓があるからお前を埋葬するのが楽だしな…へっ!。」
と挑発するように笑うヒュドー
「確かに子供と遊ぶには砂場が丁度良いかもしれんな」
「てめえ!そうやってガキ扱いすんな!」
と一転して激高するヒュドー
「文句があるなら力で語れ、それが龍人と言うものだ」
そう言うと上半身に着けている鎧を全て外す超龍、背中の翼と鍛えぬかれた肉体があらわになる。
その胸には、どす黒い深く抉られた様な傷跡がある。
「その傷!?くっ…言われなくても、やってやんよ!」
その傷を見て一瞬躊躇うような表情を見せたが赤い中華服を脱ぎ捨て上半身裸になるヒュドー
超龍の肌は傷のせいかワイルドさが感じられる、ヒュドーのそれは傷一つない白く美しい肌だった。
どちらも細マッチョと言った体型だったが、超龍の方が若干マッチョよりでヒュドーの方が少し細身かも知れない。
上空で静止したまま、しばらく向かい合う二人。
先に仕掛けたのは、やはりと言うべきかヒュドーであった。
カアッ、港で仕掛けてきた時と同じ、口から吐き出された火の玉
しかし今回は最初から、人が中に入れるカプセルを彷彿とさせる様な大きさだった!
「龍圧殺」
今回は両手で、それをしっかりと受け止め抑え込む超龍
圧縮され小さくなっていく火の玉、バスケットボール程のサイズまでに縮める事に成功するが、しかし
「BOMB!《バァムッ!》」
前につき出した右手の握り拳を勢いよく開き、前回よりも激しい口調で呪文を唱えるヒュドー
ブオンと元のサイズ以上に一気に膨れ上がる火の玉。
負けじと龍圧殺で抑え込もうとする超龍
「ぐおおおぉぉ!」
「らあああぁぁ!」
超龍とヒュドーが叫ぶと
二人の額から汗が流れ、血管が浮かび上がる、筋肉が躍動する。
どの位続いただろう、パシュウッ!と火の玉が白く弾け飛ぶ
それは、火の玉だった物は圧縮されるでもなく爆発する訳でもなく白くショートするかの様に消え去った。
「フウフウ…」
「ハアハア…」
その後には、二人の息だけが荒く響いていた。




