↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
175/272

ライジン

「フンッしかし、武器を手放したのは迂闊だったな!」


そう、今のラプツェルは素手だった、対してディーンには聖剣ジョワユーズがある。



再び余裕を取り戻すディーン、しかしラプツェルは動じる事なく一本の白い毛を取り出す


「フッ…お前の髪の毛を食べて性格は分かっている、慎重な性格のお前に武器を持たない分身を囮にしても油断させる事は出来なかったからな」


「気持ち悪い!離せ!」


ガシガシと手や頭を蹴るディーン、しかしラプツェルは、うずくまったままだが決して手を離さない!


「フンッ…まあ良い」と余裕のディーン


無理もない、土から出てきたとは言え倒れて足を掴むのがやっとと言う状態のラプツェル、対してディーンは全くの無傷であった。


「この距離なら水を集めるまでもない!死ねえ!」


と叫び剣を振り上げるディーン


「天技・神鳴りライジン


ラプツェルが叫ぶと体が紫色に光り、その電流がディーンへと伝播する、


「ぐあああぁぁ馬鹿な!?自滅するつもりがあぁぁぁ」


紫色の電流を流され苦しそうに言うディーン


「違う、そうじゃない!俺は電流に耐えられる様に育成つくらされているからな!」


「なんだどおぉぉぐあああぁぁ」


と断末魔を上げるとやがて静かになった。


しかし、攻撃した側のラプツェルも少なくないダメージを受けていた。


いくら訓練を受けて電流に強い体になっているとは言え全くダメージがないわけではない、元々満身創痍と言っても良い状態で放つには無理があった。


「く、そ…もう体が動きそうも…ない、な」


そう言って倒れこんだまま辺りを見回してディーンや息を吹き返しかけていた半魚人の海賊兵士達を見て動かなくなったのを確認すると


「もう限界だな…後は頼んだぞマゾーカ、マーリー…ケン、シ…」


そのまま意識を失い目を閉じたラプツェルの体を雨がザーと音を立てて濡らしている。


しばらくして、何者かが近づきガバッと黒いマントを被せた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。