待たせたな(すみません寝落ちして)
「リヴァイアサン、おろせ!」
と低く大きな声が響く、その声に呼応するかの様にリヴァイアサンが鳴き声を上げると2つに割れていた海が元に戻る。
そして首から上が船の船首に見える状態になる。
こう見ると巨大な船に大きな龍の船首が付いた船にしか見えなかった。
そして、その船首の頭の上には三人の男の姿が見える。
1人は金髪で黒い一本の角を生やした青年で、赤い中華服に身を包んでいる。
「おい、首領よ!超龍の奴はオレが殺す!誰にも手を出させるんじゃねえぞ!」
「フッー…分かっている、約束だからな」
と葉巻を吹かしながら答える黒いバンダナとコートに身を包んだダンディな髭の男が答える。
「相変わらず口の聞き方を知らない様ですね…私の愛人いえ首領に対する態度と言うものをしつける必要がありそうです」
と言ったのは、緩いパーマがかった長髪の白髪の男だ腰まで伸びた髪を後ろで三つ編みにして纏めている。襟元は白いフワフワの様な物がついていて他は青がベースになった貴族服を着ていた。
「あん?超龍の前にお前との決着をつけても良いんだぜ?ディーン!」
「フッ…面白いですね」
と睨み合う二人。「フッーそれにしても、あそこの白髪の兄弟なかなかに良い男達だ」
緊張した空気を無視して首領と呼ばれた男はのんきに美しい男を目で物色している最中だ。
「ちょっと待ってください!貴方には私と言う者があるのに、浮気だなんて!」
「美しい男と金品は奪うもの、誰の者でもない」
「なんと!ヒュドー、気が変わりました。私は、あの者達を襲うとしましょう」
「はん、勝手にしやがれ!俺の方もテメエと遊んで無駄な体力を使いたくねー」
それを聞いた黒髭はフッーと煙を吐ききると、葉巻をピッと港の方へと投げ捨てたあと
「では、お前達しっかり陽動しろ!」
と叫ぶ、船首の後ろにいる船員達から
「「イエッサー」」
と言う大きな返事の声が聞こえる。
「陽動?別に倒したって良いんだろ?」
「珍しく意見が一致しましたね」
首領と呼ばれた男は
「フッ…海賊兵士としての本分を忘れなければな!」
と言って着ていたコートの襟の部分をさわると、ブンッと言う音と共に透明になり消えた




