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とりあえず笑っておけ

パアッと光り輝くとメグリ王子は目を覚ます。


これは一体…ブラウスの襟を少し開き服の中を覗きこむメグリ王子、一体どうなったか気になるな…


別に男同士だから構わんのだが、流石に胸を見せろとは俺も言いづらいしな。


「ケンシン殿ちょっと確認してもらえますか?」


「え?」


いくら男同士だと言っても見た目は金髪碧眼ポニテの美少女だからな…服装は男のそれだがボーイッシュな格好をした美少女にしか見えない相手に胸を確認しろと言われても、と俺が戸惑っていると


さっきまで倒れていたはずのギューオンが立ち上がりメグリ王子のブラウスの中を覗きこんでいた。


「フム、いい色のち…」


「バカァッ!」


「ヘブ…ンッ!」


と殴られて吹き飛ぶギューオン、しかし倒れた顔は安らかで何かをやり遂げた男の顔をしていた…こいつこんなのばっかだな。


「ハアハアっそれで、どうですか?」


あっ!バレたか…殴った時にブラウスの隙間からバッチリ紋章が見えたのが、あくまでも紋章だけどね。女の子って男の目線に結構気づいてるんだよなあ…まあ男の娘なんだけどね。


「ええ、間違いなくモンスターの王の力を宿した紋章です」


因みにデザインは白い六枚の翼を纏ったメガネだけの絵柄だ(女神は描かれてない)


『ふむ、まあ良いではないか!その計略は○○の言うとおりと言えば相手に自分の言うことを聞かせられる命令できる便利な計略だが、使用している間は他のスキルや聖霊術との併用が出来なくてな…故に元々戦力外だった、そこの王子に使わせるのが一番理に叶っておる』


と朕さんが言う。


言い方あ…俺がフォローしようとすると


「ふざけるな!メグリは可愛いだろうが可愛いが一番なのだ!その魅了の力があれば、そんな計略の力など必要ない!」


とギューオンがまくし立て


「フッ大丈夫だメグリ…」


と言って胸の紋章を触ろうとして再び殴り飛ばされていた。


「ですが先ほどの会話からするとケンシンさんに託そうとしたのでは?良かったのですか?」


『ふむ、別に構わない。朕の計算通りよ…ハッハハーハッハハー』


いや、『あっ!』とか言ってましたやん!


それに


「メグリ王子気づいていたのですか?」


そう俺に抱き抱えられていた時は、まだ気を失っていた風を装っていたのだが?


「いやですねえケンシンさん、何となくそんな気がしただけですよハッハハーハッハハー」


俺は何となく納得は出来なかったが、それ以上追求してもあれなので大人として軽く流しておくとした。


その後、メグリ王子は計略の使い方を朕さんにレクチャーしてもらっていた。その間にギューオンを起こして、モーモー丸とついでにペンギン侍に別れを告げる。


「それじゃモーモー丸は残るんだな?」


「うん、ニーニーと別れるのはつらいけど朕ちゃんほっとけない…」


と言うとトテトテトテと走り俺の首に抱きついた。


そしてほっぺにチューをすると


「続きは、また来た時!」と笑って言った。


俺はハッハハーと笑って誤魔化した。


その後、ペンギン侍も同じ様に走って来たので思いっきり正面から蹴りを食らわしておいたのは言うまでもない。


そして、俺達は朋友達ポンユーズに別れを告げセントラルへと戻った。

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