友達ってのはよ
『なぜだ!なぜ朋友達は朕の思い通りにならない!友達なら言うことを聞くのが当たり前じゃないのか?!』
と不死王が叫ぶ
「何だそんな事か、それは友達だからだよ」
と俺は答える
『どういう事だ?』
「友達は家来でもなければロボットでもない、自分に都合の良いだけの友達関係なんて歪だ!そういう意味ではお前は良い友達を持ってると思う、ぜっ!」
俺はギューオンの剣を受けながら言った、お陰で最後に攻撃を食らいそうになった。
『くっ!分からぬ朕の言うことは正しい、朕の成す事も正しい、朕に逆らうのは朋友達が失敗作だからだ!』
なんて傲慢なんだ、そりゃ友達出来んわ。だから朋友達作ったんだろうけど…
「そんな考えだから友達が出来んのだ!思い通りに動くのは友達ではない、ただの木偶人形だ」
『うるさい、うるさい、うるさい…リセマラじゃ!』
と言うと万里の長杖が巨大な壁へと変形しステージの中と外とを分けてしまった…俺達はステージ、壁の外側に取り残された、もちろんゾンビワラワラの方だ。
ありゃりゃ引きこもっちゃったな…どうしよ?
そんな事を考えてると、ふと一つの変化に気づく。
ギューオンが攻撃してこないのだ。
ふと横を見ると膝をつき息を切らしているギューオンがいた。
「ようやく正気に戻った様だな」
と俺からギューオンに声を掛ける
「ああ、すまない」
「フッ操られていただけだろう?それなら仕方ないさ」
「いや、半分はそうだが、半分は違う」
「な、何だって!?どういう意味だ?」
「言葉の通りさ、たしかに私は不死王に操られていた…しかし、同時に良い機会だとも思っていた」
「なぜだ?」
「なぜ?言うまでもない!同じ男を愛している男同士が戦って決着をつけるのは当然だろ?」
「それは…」
「お前だって気づいているはずだ、メグリはお前の事を好きだと言う事くらい」
たしかに、何となくは気づいていたが気づかないフリをしていた…
「だって俺ノンケだもん」
「なんだ?そのノンケと言うのは?」
「いや、男に興味がないと言う意味だが?」
「なに、お前は変態なのか?」
「いやいや、今の時代に男に興味があるのが変態とか異常とは言わないが、ノンケは決して変態ではないぞ!」
むしろショタの方が…いや、まあ見て楽しむだけなら大丈夫か?
「フッともかく、そういう訳なら遠慮なく私がもらうとしよう」
急に元気になって立ち上がるギューオン、良かった良かった…でも、何だろう?この胸が少しチクリとする感覚?まさかね。
「その通りだ、そもそもメグリ王子はこの水銀の壁の向こうに囚われたままだしな、この壁をどうにかしないとな!」
「そうだな、私に考えがある」
とギューオンが言った。




