手抜きではなくテンポアップ
その後、モーモー丸はギューオンから海のなかを逃げ回っていただけで無事だった。
二人を回収して、先を急ぐ。
南極のフロアを抜けて階層を下に降りると砂漠のフロアだった。
ゾンビを倒しながら先に進みボスの部屋に入ると、鹿の顔をしたゾンビモンスターがござを敷いた上に大きな剣山を起きその上に正座して更には膝の上に大きな石を乗せていた…
縛られた状態で
「も、もっと、もっと七難八苦プリーズ」
と言っていたので変身する前に絶対王者の時間を使って瞬殺し、そのまま通りすぎた。
次のフロアは巨大な体育館と言うか倉庫の様な場所で、そこにはゾンビ兵達が整列していた。
『よくぞ、ここまで来た!』
よく通る声の方向を見ると高いステージの上に不死王が鎮座していた。その横には縛られたメグリがいる。
「メグリ王子! 」「メグリ!」
俺とギューオンが遠くから声をかけるが気を失っているのか返事がない。
『苦しゅうない近う寄れ!』
と不死王が叫ぶとザッと言う音を立てて、整列していたゾンビ兵達が規則正しく動き、真ん中の道を空ける。
俺とギューオンは走ってステージの方へと向かう。
ギューオンがメグリへと駆け寄り抱きしめる。
「メグリ大丈夫か!貴様まさか?」
『ふん!安心しろ、ただ単に眠っておるだけだ…朕は本人の意思に関係なく勝手にゾンビにしたりはせん!まあ、元々死んでいる場合は別だがな』
『元々、その王子はお前たちを釣るための餌に過ぎぬ…魚が釣れた後では餌に用事はないからな』
「なに?どういう事だ?」と聞いてみた
『簡単な事よ、朕の物になれ』!
「「な!?」」
俺とギューオンは声を揃えて驚いた。
確かに不死王は銀色の杖を持ち紫色のローブをまとった白髪ロングのイケメンだが…
「急にそんな事を言われても…と言うより俺はノンケだ!」
『フッ何か勘違いしている様だが、朕の兵馬になれと言っておる。』
「はあ?断る!」
俺は不老不死になる為ならゾンビになっても構わないとは今のところ思わない。
『フッならば、とりあえず死んでもらおうか?』
「ふざけるな!」
と言ってギューオンが弓を射る
『万里の長仗』
と不死王が叫ぶと銀色の杖が変形して広がり盾になり弓矢を防ぐ
「な!?」射ったギューオン驚く
『フッこの万里の長仗は、水銀で出来ておってなあ、朕の意思に反応して自在に形を変える事が出来るのだ』
と言うと杖が元の形に戻っていく。
『まあ、こんな物を使わなくても、あの程度の攻撃何とも無いがな』
「フッ吐いた唾飲まんとけよ!」
と俺は昔のヤンキー漫画さながらのセリフを言って挑発しながら不死王に切りかかった!
【控えよ!】
と言われた瞬間に体が固まり一瞬動けなくなった、そこを万里の長杖で突かれ吹き飛ばされる。
「隙あり!」ギューオンが弓を三発ほど高速で放つ
【落ちよ!】
と不死王が叫ぶと弓矢が下にカランカランと音を立てて落ちる。
「なっ!」
その後、不死王が万里の長杖を伸ばしてギューオンをステージから叩き落として俺とギューオンはステージの下でうずくまる。
『ふん!この程度か?』




