男の価値は後ろ姿で決まる
「それにしてもブリーフになるほど糸を使うとはな、けっこう危なかったんじゃないのか?」
「フッ、ブリーフ程度では大した事はない…」
そう言うとギューオンはターンとモーモー丸に短く命令する。
ブモォとモーモー丸が嫌そうに一言鳴き、こちらに尻を向けた。
そこには…2つのTバック状態の尻が並んでいた。
「お前、もう少しで尻側の糸が無くなる所だったんじゃ…」
「だから言ったろう?勝負はパンツが脱げるまで分からないと!」
威張って言う事じゃないや!色々な意味で危なかったんだな…
「さて、それでは」
と言いながらギューオンがモーモー丸の仮面をとるとシュルルルルと音を立ててモーモー丸の体が縮んでいく。
そして、そこには首輪をつけた美少年と紐を持つTバック姿の変態イケメンがいた!
これはいかん、全年齢対象にそぐわない!
「歯をくいしばれ!そんな変態は修正してやる!」
と俺はギューオンを殴った。
「グハッ」
殴ったせいか興奮してるせいか分からないが鼻血を流しながら飛んで行った。
俺は慌ててモーモー丸の首についた手綱を手で「ふんっ!」と引きちぎり、自分の着ていた黒いワイバーン皮のコートを掛けてやる。
「大丈夫か?」と言うと、うわーんと泣き出したモーモー丸は俺の首へと抱きついた。
その後、どういう訳でとは言わないがモーモー丸は俺になついた。
そして自分になついている、戦闘意欲のなくなった子供を一方的に攻撃するほど非道い事はさすがの俺も出来ず…ショタコンのギューオンは尚更であるので、戦闘は終了した。
『フフフハハハ、何をやっている朋友達モーモー丸よ!早く、そいつらを…』
「いや!ニーニー助けてくれた」
と言って俺の首にしがみつくモーモー丸。
おいおい、俺は子供は好きだが別にショタ好きではないんだぞ?ないよな?
さっきの手綱を加えて口で引きちぎらんばかりに悔しがるギューオンの視線が痛いんだが…やれやれ
『ふんっ!べ、別に良いもん!朕には、まだ朋友達が二人も残ってるもんね~』
「凄い悔しい感じの負け惜しみだな?前世でどんだけ友達居なかったんだよ。やっぱりトップの人間と言うのは孤独な物なのかね?」
「フッその通りだ…だから私と代わってくれ!」
とギューオンがモーモー丸に近づくが蹴りを食らわされ吹き飛ばされる、小さなままでも強くない?
「強さは、そこまで変わらないけど天狗のお面被ると気持ち悪いの感じない」
なるほど、狂化する為に変身した訳ね!その後も「これはこれでなかなか…」とか言っている変態を無視して、モーモー丸に話を聞いてみると、ソウパンと違って前世の記憶は無いらしい…
ただ何となく不死王と契約した事は覚えているとのこと、契約と言っても一方的な主従関係と言うよりは友達になる事だったらしい。




