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新たなる朋友達《ポンユーズ》

ふう、あっという間に着いたな


俺達は次の階層のボス扉の前にいた。


「おい!」


「なんだ?」


「最初から、あれ使ってれば良かっただろう!」


そう、ギューオンが言っている「あれ」とはトランプを飛ばす攻撃だ。


威力は俺の攻撃力に左右されるので、今の俺の攻撃力なら雑魚は、ほぼワンパンである。しかも音がほとんど鳴らない、一度に出せる数には限度が有るものの無尽蔵に出るのでいちいち補充する必要もないのだ。


どうしようか?正直言うと存在を忘れてたんだが…


「フッ…試させてもらった」


「なに?!」


「当然だろう?お前と出会ったのは昨日、しかも一時は敵対しかけていた相手だ、少しでも手の内を調べておく必要がある」


もちろん嘘だ、しかし筋は通っているはず…


「フフフ、なるほど…しかし、良いのか?お前も私に手の内をさらしてしまった訳だが?」


し、しまった!まあ、火計や絶対王者の時間ファラオタイムも見せちゃったしな、今さらだもんな


「フフフ、ただのサービスだよ!お互いの事を知らないとな!臨時とは言えパートナーなのだからな」


まあ、そう言う事にした。


「たしかにな…それでは私からもサービスだ、アジタハーカはあと一つ見せてない矢がある!」


うん、知ってた。三つ首竜とか言ってたからね!


「ほほう、なるほどな」


しかし、俺は空気を読んだ。


ん?ギューオンがこちらを見ている、何か反応を期待している様な目だ…やっぱり「な、なんだと?!」とか言って驚いた方が良かったのかな?


「さて、そんな事より急がないとな扉をあけるぞ!」


俺は雰囲気を変える為にボス部屋の扉を開けた。


「こ、これは!」


ボス部屋に入ると、そこは時代劇に出てくる様な日本の街並みだった。夜の街並みに赤い橋がかかっている、扉を開けてすぐ橋の手前に出た。


何となく見覚えがある…と言っても修学旅行で京都に行った時に時代劇の撮影を見学してだったか、テレビで見たのか定かではないが…


ピリピーピピピピリピーピピー


と言う笛の音が聞こえる。どこかの仕事人の様な音楽だ。


『フフフハハハ、今回の朋友達ポンユーズは牛とゾンビを掛け合わせた強力な子だぞ!』


「ふん、ミノタウロスか…私は今回は見学させてもらうぞ!お前の手の内を、もう少し見せてもらおう!」


「エエエ、さっきから俺ばっかり戦ってるじゃん!」


「フッ聞こえんな」と言うとギューオンは家屋の壁に背をもたれ腕組みした。完全に見せてもらおうか?のポーズである。


仕方ない、やるか!


笛の音と共にカランコロンと音がなる


笛の音が大きくなると共に姿が見えてくる、下駄を履いて青と白を基調とした着物を着ている。


そして、やはりと言うか白い羽衣を纏った小学校低学年位の黒髪の美しい少年が現れた!


バッと羽衣を上に投げ捨てると白い角が生えていた…ソウパンと違って角以外は牛要素ないね。


『ハハハハハハ、朋友達ポンユーズ第二の刺客、ソウルミ二タウロスのモーモー丸ちゃんだ!』


「モー」と小さい声で呟く美少年


くっ!子供に手を上げるのは嫌だが…しかし、俺が相手を殺せば生き返る事になっている!


ギューオンにやらせるよりは良いかもな。


「許してくれ、最初はチョット痛いかも知れないが直ぐに天国に逝かせてやる!」


「ひっ!」


俺の言葉にビクッとなるモーモー丸ちゃん…ん?ちょっと言い方を間違えたか?


「この変態め!私が出よう!」


と言う声に振り向くと、手をワキワキさせて鼻血をたらしている変態、いやギューオンがいた。


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