ポンユーズ
「倒せたのはいいけど派手な音が鳴ったからゾンビ集まってきたよ!」
「チイッ」
チイッじゃねえよ!お前のせいだろ?と思ったが、それどころでは無かったので俺達は赤い大きな扉を開けて中に入る。
扉の内側には大きな、かんぬきが有ったので俺達はそれを使って速攻で施錠する。
すると重厚な赤い扉の向こうからドンドンドン、ウガアと言うゾンビ映画によくある感じの音が聞こえる。
「ふう…何とかなったな!」
と汗をぬぐうギューオン
「何とかなったなじゃねえよ!さっきまでのステルス作戦が台無しになったじゃねえかよ!」
「フッ…どのみち扉に入り込めば何体来ようと関係ないだろう」
と首をすくめてフウとやるギューオン。
こいつ、何かいちいちムカつくな!格好よくて絵になるのが余計に腹立つよ!
『フフフハハハ、その通りだ!お前たちがボス部屋に入った時点でボス以外のゾンビ共はボス部屋に侵入出来ない』
こ、この声は不死王!
て言うか、それなら、さっきのドンドンドン、ウガアは?
『フフフハハハ、演出だ!』
エエエ!
『そして、お前達を迎え討つのは』
グガアアァァァア!
「な、なんだ?この獣の様な鳴き声は?」
と慌てるギューオン
俺達は部屋を見回す、よく見ると部屋はジャングルの様に木が生い茂っている、木が生い茂っていて分かりづらいが、かなり広いのでは無いだろうか?
『フフフハハハ、その部屋はジャングルの密林を再現している、広さはお前達に分かる様に言うと学校の体育館ぐらいの大きさだ!』
けっこう広いな!と驚いていると俺達の目の前には180センチぐらいの顔が豹の獣人が現れた!
グガアアオオオオォオと叫ぶ!
豹柄の腰巻きを巻いて槍を持っている。
体中には黒い斑点があるが、豹の柄なのかゾンビだから病気的なあれなのかは、よく分からない。
『紹介しよう!朕の朋友達の1人ソウルパンサー、略してソウパンちゃんだ!』
へ?
なんだ、その可愛らしい紹介は?ソウルパンサーと名乗る獣人は間違いなく男である。
上着は着てないので上半身裸で胸は大きいが、それは大胸筋が発達していると言う意味の大きさだ。全く可愛くはなく、むしろ逞しい。
「グガアア!飲酒ダメゼッタイ!グガアアオオオオ」
と急に手足をバタバタさせるソウパンちゃん?
「な、なんだ?いま人間の言葉を喋ったような…」
『フフフハハハハハハ!それはそうだ、朋友達は元々は前にいた世界の者達の魂を女神からいらな…いや厳選された者を譲り受けて動物の魂と合わせてゾンビ化した者だからな!』
そうだったのか、ならば
「俺達は先を急いでるんだ、お前と争っている暇はない、ここを通してくれないか?」
「グガアアオオオオ、ニンゲンヒドイヒドイ!」
『ハハハ無駄だ!元々、無念を残して死んだ魂に動物の魂を与えてゾンビ化させたから、狂化していてマトモな会話は出来ない!』
「くっ!なぜ?なぜ、そんなひどい事を!」
『フッ…彼らが望んだからだ!もっと力を理不尽に抗えるだけの力をとな!そのお陰で彼らの能力はS級モンスター以上の物になった』
なるほど、本人が納得してるなら仕方ない。それにしてもソウルパンサーのソウパンちゃんは何者なんだ?
『フフフ、朕も忘れた…あんまり有名じゃない武将で三国志時代の者で曹何とかだったような…』
「ウガアァァァ、チョウヒコロス飲酒ダメゼッタイイイィ」
なんか分かった様な気がするが思い出せないな…まあ、良いや!
と頭を切り替えた俺はソウパンに斬りかかる!
シュンッと言う音を残してソウルパンサーは消えていた…
「なっ!」




