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ギューオンの宣言

「ふんっ!なら、こいつらと一緒にトーチと戦うつもり?」


元々、セントラルの人間と会談してたからな、オーグルメがそう思うのも当然と言えば当然だろう。


「それもないな…この際だからセントラル及びハイマツ、トーチの関係者の前で宣言しよう、わたしギャクギューは正式にギューオン2世と名前を改め、ここにギューオン王国を樹立する事を宣言する」


「「なっ!?」」


メグリ王子とオーグルメは驚きのあまり声がシンクロした。


「正気なの?貴方の言ってる事は2つの国を、しかも大国を敵に回すと言うことと変わらないのよ?」


「そうですよ、ギャ…いやギューオン殿!考え直して下さい」


オーグルメとメグリ王子は言う。


「フッ分かっているとも、その上で言おう私は両国を敵に回しても戦う覚悟がある!しかし、攻めて来ないので有れば、敢えてどちらとも敵対する気はない」


「ふんっ!話にならないわね…それならば待機している軍を進めて、この地を征服するまでだわ」


と言いながら、バッとドレスの裾を翻し去っていくオーグルメ、あれだけ太っている割には動きは機敏だった。あと見たくないけど赤いティーバッグがパンチラした…


「一体どうするつもりなんですか?」


とメグリ王子がギューオンに訪ねる。


「さっき言った通りだ、私はこのギューオン王国の王だよ、敵が攻めてくるなら迎え討つまでだ…」


無茶な!とメグリ王子が叫ぶ。そうトーチ帝国の兵は強い、いくらギューオンがチートだからと言っても…うん勝てるかもね。


「メグリ王子、私達の仕事は半分終わりました」


「はあ?何を言ってるんですかケンシンさん?」


「さっき答えを聞いたでしょう、説得は失敗です…しかし鎮圧するにしてもトーチ帝国が攻めてくるのであればギューオン殿と戦っている場合でもない」


「そ、それはそうですが」


「ならば、とりあえずはギューオン殿と協力してトーチを叩きましょう!」


「フッ良いのかね?ギューオン王国とトーチ帝国が争った後で漁夫の利をさらう方が、そちらには都合が良いと思うが?」


「そんな馬鹿な事は出来ませんね…今はセントラルの使者と言う立場で来ていますが、トーチはハイマツにとっては敵国です、ならば…」


「フッ、セントラルとトーチも敵対関係にさせると言う事かな?思ったよりは頭の回転が早そうだ」


「確かにそうですね、いや、頭の回転の事ではありませんよ」


と慌ててホローするメグリ王子…やっぱり、そういう目で見られてたのか。


ならば構わん、食いしん坊キャラを演じるまで!


「フッそれに、あの美味しい箱天が食べられなくやるのは困りますからね」


それを聞くとメグリ王子は笑いを堪えきれずフッと吹き出した、続けてギューオン、そして俺も大声で笑った。


笑い終わった後でメグリ王子とギューオンは握手をする、それは一時的だが休戦協定と同盟を示す物だった。

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