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戴冠式

殴り合って分かったこと?何も分からないよ?


ただ1つだけ言えるのはファグリは信じるに足る男だと言うことだけかな。


リーブスは迎えに来て一言


「互角か…ケンシン君はちょっと改造(いじった)だけなのにな、やはり元々のマテリアル素体の違いか…」


等と言っていた。ちょっととは言え、体の中をぐちゃぐちゃにかき回される様な苦しみだったんだが…物凄く改造(いじられた)ファグリは、どれ程の痛みや苦しみを耐えた事か…


リーブスが迎えに来て知ったのだが、メグリ王子達の父であるグリコ王はトーチ帝国、いや天魔王の配下のモンスター《怠惰》に殺されて、化けていた怠惰と入れ替わっていたらしい。


その事を聞いたメグリ王子は泣き叫び落ち着かせるのが大変だった…リーブス達は国のゴタゴタを片付けるのに忙しく、あまりメグリ王子の側にいられなかった為、ほとんど俺が付きっ切りでメグリ王子の側にいる事になった。


リーブスは父の敵である怠惰を倒し、それが貴族達にも認められ次の王に就任する事が決まったそうだ。


それから1週間が過ぎて、王の葬儀も終わった。


この頃になるとメグリ王子も落ち着いてきた、ハイマツの王位継承者として、しっかりしなければと…


更に1週間後にリーブスの戴冠式が行われた…本来なら前王のグリコ王から王冠を授かるのだが、すでに亡くなっている為に女神教の教皇から王冠を授与される事になった。


無事、戴冠式が終わった後で俺達はリーブス、いやリーブス王に呼び出された。


「どう言ったご用件でしょうか?リーブス王」


俺達は謁見室に入ると、ひざまずき頭を垂れる。


俺はメグリ王子の右斜め後方にポジションをとっている。


「うむ、そなた達は国賓である、ひざまずき頭を垂れる必要はない。面を上げい」


リーブス王には今までの飄々とした感じは一切ない、王としての威厳を漂わせる風格だ…さすがに異世界転生を二度もしてないな。


「ハッ」と言うと、メグリ王子と俺は立ち上がる。

立ち上がっても玉座のある位置までは階段があり、俺達よりも高くて、見上げる形にはなる。


「この度、呼んだのは他でもない…そなた達の帰還の準備が整った」


「はい」


「その前に、こちらを見て欲しい」


とリーブス王が言うと、家臣の1人が大きな鏡を持ってきた、鏡台に乗せて…テレビで言うと42インチ位あるのではないのだろうか。


「これは…王家同士のホットラインアーティファクト!」


とメグリ王子が驚いていた。テレビ電話みたいな物かな?


「うむ、今からハイマツのアトラ王と繋げる」


ザザッと音がなり白黒の砂嵐が鏡に映る、昔のテレビみたいだね。


その後、アトラさんが画面に映る。


「リーブス王、即位おめでとうございます」


「はい、ありがとうございますアトラ王、早速ですが…」


「分かっています…メグリ王子、ケンシンさん!」


「はい!」


俺達は画面に向かってお辞儀をする。


「堅苦しい事は結構です時間もそれほどは無いので手短に言いますが、貴方達はリーブス王の使者として反乱を起こした南部族を説得もしくは鎮圧して下さい」


ふぁ?

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