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No.18 オークション会場

今回は遂にオークションです!

 多くの人が、賑わうこの場所に今、私とレイクスさんとクリスさんがいた……。


 オークション会場に着いた私達は、まず出品する今回のリュストゥングを、大きな、クレーン車のような車共に連れて行かれていかれた。私達はその後をゆっくりと追うように、着いていく。


…因みに、ヴァッカニアはオークション会場から少し離れた場所に置いてある。私はオークションなんて初めてなので、少しワクワクしている。今回の待機組は、ヘルドさんとなんとまたミュエルさんがヴァッカニアに居ることに。


 私は、レイクスさんが初めてだろうからと言うことで連れてきて貰った。だけど、問題はミュエルさんだ。何故、また待機組に?と思い、尋ねると……


「新しい布が手に入ったので、新品の服とか作りたいからです。」


 との事だった。…どうやら、火星でヘルドさんに頼んで買ってきて貰った今回の布が大層気に入っているみたいだった。…隣のヘルドさんは、無言で頷いてた……。 


 そう言うわけで、私達は二人を残して今オークション会場にいる。だけど、


「…オークションと言うから、てっきり大きなホールに入るんだと思っていましたが違うんですね。」

「確かに、普通でしたらホールですが、出品する物が物ですからね…必然的に外になるんですよ」


 そう、私達がいる会場は外だった。外といってもまるで、お祭りのような感じで、アーチやそれを支える柱には飾りがある。後は、人が囲めるように高い土台がある。座れる椅子は無い。そして、その土台には多分乗せられそうな物を見せられやすくするための物らしい。


 …レイクスさん達のリュストゥングは大きいため、乗せる必要はないとのこと……ちょっと、土台に乗ったリュストゥングを見てみたかった…。



 そして、レイクスさんは会場に行くときに一つ、武器を持っていった。……レイクスさんはいつも、武器は隠し持っている。ナイフや銃などが分かりにくい所に隠されている。だけど、明らかに今回は、一目で分かるような武器だった。


「…あの、レイクスさん…その武器は…」

「一応、何かあるかもしれないからな…護身用だ…」


 そう言って、それを見ながら少しため息を吐き出しながら…


「……本当はかさばるし、いざという時の為の物だから、あんまり持って行きたくないんだがな…」


 と言うわけで、今レイクスさんはそれを持って会場にいる。今、レイクスさんは話を掛けられていた。…どうやら、親しい様子で、暫くしたら離れていった…


「今の人はお知り合いですか?」

「さっき奴は、武器商人だな…昔、世話になった。」

「なるほど…」

「…他にも、俺達以外に傭兵や裏家業の連中…さっきの武器屋もいる…後は様々だな…ナナミ、出来れば、俺から離れるなよ…」


 レイクスさんは、最期の台詞は警告みたいだった。…少し、考えてみて私はレイクスさんに近付いて言った。


「…つまり、何があるから分からないと?」

「そうだ…さっきの奴はまぁ、大丈夫だが他がそうとは限らない…だから、俺がクリスのどちらかの側にいろよ…男装してるからって、油断するな…」


 耳にこっそりと話されて私は、頷いた……。


 そして、遂にオークションが、開催された。


「レディーース!!アンーード!野郎共!!毎度お馴染み!今年も始まったオークションだ!!気に入った物はドンドン破産覚悟で落としまくれ!!それじゃあ始めるぜ?準備は良いか!!てめぇら!!!」


 そのかけ声と共に、一斉に声があちらこちらから大きく上がった。……その中に、私の側にいたクリスさんまで参加しているのは普通に驚いた…いつも、大人しそうな、柔らかいクリスさんは何処に行ったんですか?…レイクスさんは、楽しそうな顔でニヤリとしている……後、司会者さん、どうでも良いけれどそこはレディスアンドジェントルマンではないのですか?


 「さて!それじゃあ一番最初の品はこれだー!」


 そう言って出されたのは、不思議な形状をした、武器だった。何というか、リュストゥングが両手で持てるサイズの武器。見た目は、大槍だけれど、その大槍よりも一回り大きな鉄のような筒が纏っている。そして、その鉄は何となく穴ぼこが幾つも空いていた。持ち手は、かなり長くてリュストゥングと同じ身長位だと思う。


 ……その、武器を見たクリスさんは、一際目を輝かせていた。そして、


「船長!!アレ、落として良いですか?!早速掘り出し物が見つかりました!!」

「良し落とせ。あれは俺も欲しい。」

「ありがとうございます!」


 そうして、興奮したクリスさんとどうやら一目見て気に入ったらしいレイクスさんの意見が一致したため、早速、クリスさんの戦いが始まった。……私は、分からなくて首を傾げているとレイクスさんは、


「…あれは、ランスバンカーだな…所詮杭打ち機だ。」

「杭打ち機…ランスバンカー……」

「…ま、一撃で敵を倒せる代物だな…」

「そうなんですか……」


 ランスバンカー…名前からして強そうな武器なのは分かるけれど、何だかピンとこない…


「10万!!」

「30万!!」

「50万!!」

「70万!!」


 次々と大きな声が聞こえてきた。因みに50万と言ったのは、クリスさんだった。しかし、相手の人が70万……その言葉に、一度会場は静かになるけれど、不適な笑いを浮かべた後、クリスさんは、レイクスさんを見て頷いて、レイクスさんもそれに目で答えて頷いた。


「120万!!」


 クリスさんの言葉に会場はどよめきが走る。しかし、暫くして誰も声が掛からなくなった。


「さて…誰もいねーな?!じゃあ、最初の品は、この兄ちゃんに決定だー!!」

「やりました船長!勝ちました!」

「良くやった、クリス」


 胸の辺りでガッツポーズを取る、クリスさんと、それを見たレイクスさんは親指を立てていた。……残念ながら、70万と声を上げた人は悔しそうにしていて、仲間に宥められていた。


 クリスさんは本当に嬉しそうな顔でそれを貰い、レイクスさんはヴァッカニアに送るように既に頼んでいた……。私は、とにかくまだ始まったばかりのオークションを楽しもうと、次の品物を見ていた……。


 そして、次々と色々な品物を見て、偶にクリスさんとレイクスさんの意見で落としたり、他の人が落としたりしていた……私は、数々の武器や機材をみたり、偶にリュストゥングが出てきては、感心したり、驚いたりした。後、そのリュストゥングの中で、


「あ…あのリュストゥング可愛い色をしています」

「水色とピンクのリュストゥング……可愛らしいといえば可愛らしいですが…」


 その、リュストゥングを落としたのは可愛い女の子のような男の子で、それを伝えに隣にいるこれまた綺麗な美女のような男性に報告をしていた……。



 何故、私が二人を男性だと判断したのか…それは、前にこれもミュエルさんが教えてくれた事だけれど、リュストゥングには、女性は操縦できない。つまりリュストゥングは男性しか操縦することが出来ない。その理由は、リュストゥングの内部にある、機械が原因だから。その内部の機械に使われている物自体が熱の上下にかなり機敏だから。つまりは、女性の体では鍛えても、操縦出来ないのは体温の上下が、月の日も相まって激しいから。男性は、その体温の上下は女性と違って変わりにくい。


 それが理由でリュストゥングは男性しか操縦出来ない。女性が操縦すると全然微塵も動かないらしい。それを、私はミュエルさんに教えて貰った。


 私は二人が嬉しそうな様子で抱き合っているのを見て、何となくほのぼのしていたのでした…。

と言うわけで、所詮パ○ルバンカーを落としましたクリスさん。後、今回リュストゥングについての記述もここで出しました。つまり、刀を作る鍛冶の人と似てるんですよね。


それでは

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