表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/30

No.11 もう一つの宇宙海賊

お久しぶりです!今回は、三人称です。分かりやすく区切ったので、大丈夫かと……

 レイクスは、目の前の黒いリュストゥングに向かって右手にあるナイフを切りつけるが、黒いリュストゥングはそれに気付いて……手の甲についている、五本の爪のような物で受け止めた。そして、反対方向にある同じような武器をまるでひっかくように、バルバロスに今度は向かうが、左手のナイフによって、お互いがお互いの武器を受け止める体勢になった…。


「久しぶりだな?ヴァッカニアの船長殿?」


 レイクスを挑発するように黒いリュストゥングから、声がした。レイクスは


「…確かにな…毎度毎度…よく飽きないな…」


 その言葉に平然と挑発に乗らずに呆れた声で言った。相手は、


「ククク……何で、俺が今回お前の所に来たと思う……?」

「…予想としては、変わらずにただ喧嘩を売りに来たことと……後は、」


 レイクスはそこまで言うと口を閉ざした。…おそらく、コイツは知っているはずだ。俺達が昨日いた施設にいたこと、其処でひと悶着起こしたこと……そして、


ー…女……ナナミを…俺達が連れてきたこと…ー


 レイクスは溜め息をつくと、


ー…大方、コイツの子分が様子見をしたんだろうな…ー


 そして、お互いが示し合わせたように相手を押し上げて距離をとった。黒いリュストゥングに乗った男は、


「お前が連れてきた女……どうやら、お前の所に居るもう一人のガキの女とは違ってちゃんと女らしい女みたいだからな……俺が貰ってやるよ…!」


 男は再度獣のようにバルバロスに向かって切りつけるが、バルバロスは右に避けた後、ナイフを懐に向かって刺そうとするが、それに気付いた相手が器用に避けたが、その隙を狙ったバルバロスは左足を蹴り、ナイフを持った左手を肩に斬りつけた。そして、レイクスは男に向かって


「…それは、できないな…」


 そういうと、いつものように不適に笑った……



………………………………………………………………………………………………


 モニターでは、レイクスさんは黒いリュストゥングと戦っていた。相手武器は動物のような爪のような……とにかく、それをレイクスさんに向かって行くが、レイクスさんはそれを軽く避けるようにナイフを使って相手を斬ったような…そんな感じがした…その証拠に少し相手がよろけた…。


 私は、あのレイクスさんが戦っている相手が誰なのか気になった…。私の様子に気付いたのか、クリスさんが私に、あの宇宙海賊の事を教えてもらった。


「あの、灰色の二体と黒いリュストゥングは、僕達とは違った宇宙海賊……ヴァイキングと言います…そして、黒いリュストゥングに乗っているのは、ベールド・ジャミン…そして、彼が乗っているのは、ティーチと言います…」

 

 クリスさんは其処まで言うと、一拍おいて


「……ヴァイキングは他の宇宙海賊より、かなり目立つ行動をしているんです…積極的に騎士団を襲撃したり、意味なく移住区民を巻き込んだり…とにかく、彼等は悪い意味で有名なんです…そして、たまに会えばこんな感じで喧嘩を売って…何がしたいのか……」


 クリスさんは頭を最後は抱えていました…。どうやら、宇宙海賊の中でもとびきりの問題児のようだった……そもそも海賊に問題児なんて言葉は正しいのかは分からないけれど……そして、私は再びモニターを見たけれど、バルバロスとティーチは、小競り合いをしていたけれど…


「…どうやら、向こうの気が済んだようだな…」

「まったく…」


 ランシスさんとクリスさんはそういうと、持ち場に戻った…。私はモニターの前にそのままいた。



……………………………………………………………………………………………



 バルバロスは、ナイフを今度は上から振り上げるとティーチはその隙を狙って爪を真っ直ぐに向けて懐に入るが、いつの間にか片手でナイフを捨てていたバルバロスの手に捕まり、思い切り引き寄せられた後に、腹部に蹴りを入れられた。そして、再び構えた……


「…はっ…相変わらずだな…てめぇ…」

「…それはどうも…んで、どうするんだ?」

「続きを言いたいが……ちっ…邪魔が入りやがった…やめだやめ…じゃあな、ヴァッカニアの船長殿……」


 そそくさとその場を相変わらず変わらない逃げ足の早さでどこかに…恐らく、自分の本拠地に戻っていった。俺は、既に灰色のリュストゥングを退けたヘルドが来ることが通信で分かったが、相手も同じだろう…だからこそ撤退したのを確認した。ヘルドは周りに敵が居ないことを伝えに、そして暫くしてヴァッカニアに戻ることにした…。

 

 ヴァッカニアに戻ると、自分の機体をクリス達に任せてミュエルに今回のことを伝えようと歩き出すと……


 モニターの前…正確には、ずっと後ろを向き続けていた、一つの姿を目に留めた。モニターは、既に電源が切れていたが、その人物は何故か動かなかった。俺は、その人物に近付いて、一言。


「ナナミ、戻ったぞ…ただいま。」


 ナナミは、今気付いたように振り向くと……


「あ……え……お帰り…なさい……」


 そういって、最初はぼんやりとしていたが、直ぐに気付いたように、少し恥ずかしかったのか、つっかえながら…だけど、ふわっと笑って返事をした。その、笑った顔が……少し可愛いと思った。

最初は、客観的→ナナミさん視点→レイクスです。


……今回は、少しほんのり最後粉砂糖くらいの甘さを残してみました。そして、新しい宇宙海賊、ヴァイキング…彼等はいずれ再登場させたいですね。特にベールド。なんか気に入りました。


仕事がようやく、慣れてきた今日この頃…なんとか頑張ります。それでは。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ