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No.10 迷い

今回は、七海さんの迷いについて。


すみません、一部ランシスのセリフを修正しました。気付くのが遅れました…orz

私はどうしたらいいのか分からずに、船長室を出た。そして、


「…ナナミか?」

「……ランシスさん…」


 ランシスさんが、後ろから声をかけてくれた。


「……今から、戦闘が始まる…ナナミ、何か迷っているようだな」

「……え……」

「…顔に出ていた…話なら、簡潔になら聞くぞ」


 私は、ランシスさんにレイクスさんとの話を言った…。


「…私は、戦うこともそれをサポートする事もできません…出来るのは、雑用だけなんです…そんな私が、此処にいても良いのか、分からなくて…」


…戦場で、私が出来るのはきっと少しだけなんだと思う…皆さんが戦っていても、手伝うことさえ出来なくて…戦いが始まれば、私は、ただ待っているだけ…


 その時、ランシスさんが、言った…


「…なるほど…なら、お前自身はヴァッカニアに居たいのか?」

「私…自身?」

「…そうだ、お前は…どうしたいんだ?」


 その言葉を聞いて、私はハッとした…。


「…お前の言葉を聞くに、お前はヴァッカニアでは役に立たないと言っていたが、お前自身はヴァッカニアに居たくないと無意識に言っていないように聞こえた…だけど、まだ少し…迷っているようだな…」

「…………」


 ランシスさんは少し考えると、私に向かって…


「…付いて来い…そして、俺が案内する場所に着いた場所で、決めてみろ」

「……え…?」


 そして、私はランシスさんの後を着いていった…。



 其処は、私が初めてヴァッカニアで入った場所だった…。そして、四体ある、リュストゥングの傍には、ヘルドさんとサンダさん……そして、


「……レイクスさん…」


 レイクスさんが、二人に向かって何かを話していた。私は、その姿を見ているとランシスさんが、


「…少し待ってろ…」


 そう言うと、ランシスさんはレイクスさんを呼んだ。レイクスさんはそれに気づいたのか、振り向くと、私に気づいて驚いた顔をしていた。他の二人も私を見ると同じように驚いていた。


「…ナナミ?……なんで此処にいるんだ?ランシス、どういうつもりだよ…」


 サンダさんが、ランシスさんに向かって言うと今度は、ヘルドさんが


「…ナナミ、今から俺達は戦場に行く…」

「…はい」

「…リュストゥングの準備が終わる頃には此処はシャッターが開いて、宇宙服を着ていないと危険になる…その前に、船長に用があるんだろう…」


 私が頷くと、今度はレイクスさんが私の前まで来ると、こういった…


「…ナナミ、ある程度の事は、ランシスから聞いた…だから、これからどうするかはお前が決めれば良い…だけど、選択したからには後悔がないようにしろ…」

「…はい」


 私は、返事をするのがいっぱいいっぱいだった。後ろから、整備士の人が三人を呼ぶ声がした…サンダさんとヘルドさんは私に向かってじゃあなと手を振ると二人のリュストゥングに乗り込んだ。そして、レイクスさんもそれに続いて乗り込もうと私に後ろを見せて歩こうとしたところを…



「…っレイクスさん!」


 何故か、呼び止めてしまった。レイクスさんは私を見て、どうした?と聞いた。



…勢いのまま、呼び止めてしまい私は、どうしたらいいのか分からずに、それを誤魔化すために、


「その……いって、らっしゃい……」


 顔に、何とか笑顔を作って言うと、レイクスさんは私の頭をくしゃりと撫でると



「行ってくる」


 

と、優しい顔で言った…。そして、今度こそレイクスさんは自分のリュストゥングに乗り込むと、そのまま発進の準備に掛かっていた…。私は、レイクスさんの、始めていると、整備士の人から危ないからと安全な場所に連れて行って貰った。



 そして、レイクスさん達を載せた三体のリュストゥングをテレビくらいの小さなモニターで眺めていると、



「あの、赤くて肩に黒い髑髏のマークがついているのがバルバロスです…」


 その声に振り向くと、クリスさんが私にそのまま話を掛けてきた。


「…船長にとって、赤は…特別な色だと言っていました…だから、僕達整備士にリュストゥングを赤くして欲しいと言っていたんですよ…」


 クリスさんは、私と一緒にモニターを見ながら、そう言っていた…。


ー…特別な……色…ー


 私は、指輪をキツく握り締めていた。指輪には、真ん中に小さな桜色の綺麗な石が埋め込まれていた……そして、桜色は私にとって特別な色だった…。だって、桜色は……初めて似合うと言われた、大切な色だったから…。


…私が、桜色が好きだって言ったら彼が私にこの指輪を買ってくれたんだよね…。


 そして、胸は相変わらず彼を思うだけで勝手に痛む…そして、泣きたくなる…今は、なんとか堪えながら、モニターを見ることで誤魔化した。


 暫く、モニター越しで見続けていると…レイクスさん達に向かって同じく、三体のリュストゥングが襲いかかってきた。三体とも初めて見たリュストゥングだったけれど、もう一体は……他の二体とは違って……黒かった。後ろの二体は、灰色だった。そして、その黒いリュストゥングは、レイクスさんが相手をしていた。


 その、黒いリュストゥングを見たクリスさんは、私に簡単に説明をしてくれた。


「…あの、黒いリュストゥングは……僕達と同じ、宇宙海賊ですよ…そして、あの黒いリュストゥングには、その海賊の…主戦力が乗っていますね…」


 クリスさんは、そう言うと…モニターを見た……

と言うわけで、今回はもう一つの宇宙海賊が登場しました。次回は、戦闘ですよ!


と言うか、最近仕事を始めたばかりか中々投稿が出来なくて…orzなるべく早く投稿出来たらいいなと思います。

それでは

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