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エル・アラメイン沖海戦(後編)

英艦隊は空母の航空運用能力を奪われたことで、主力艦は戦艦のみとなってしまった。

しかし、それでもイタリア艦隊を撃滅すべく、日伊連合艦隊に接近していた。


日本艦隊にて…


「敵との距離が50kmを切った。対艦誘導弾を発射せよ。」


第十六駆逐隊の各艦から4発ずつ対艦ミサイルが発射された。

この対艦ミサイルに対しイギリス艦隊は有効な防御を取ることができず、駆逐艦9隻、巡洋艦4隻が大破または沈没した。


さらに距離32km地点にて利根・筑摩が各艦6本ずつ計12本のアクティブソナー誘導魚雷を発射した。魚雷は最も反射が大きかったクイーン・エリザベスを捉えて向かっていった。


4本がクイーン・エリザベスの土手っ腹で炸裂し、490kgの炸薬でクイーン・エリザベスの対水雷防御を食い破り、浸水を発生させた。

速力は10ktに低下したため、すぐに後続のイタリア艦隊に狙われることとなる。


イタリア艦隊は旗艦ローマを先頭に戦艦は単縦陣、巡洋艦や駆逐艦がその周りを囲み輪形陣を構築していた。


「主砲、交互撃ち方、目標、QE級戦艦!撃ちーかた始め、てーっ!」


距離30km地点でローマとヴェネトが、25km地点でチェザーレとカブールが射撃を開始した。


ローマは第6射撃、ヴェネトは第8射撃で夾叉を継続して得られるようになると、一斉撃ち方に切り替え、その後継続して命中弾を出すようになる。


また、QE級はポストユトランド型ではないため、水平防御にはやはり限界があり、ローマの第3斉射で甲板を貫通し、副砲弾薬庫が誘爆してしまった。

さらに最大速度で突進したため、12kmと距離が縮まっていたヴェネトの第5斉射で水平装甲を撃ち抜かれた。さらにローマの第8斉射は砲塔天蓋を貫通し、B砲塔を破壊した。


しかし、反撃によりカブールが直撃弾3発、ローマが直撃弾1、至近弾3を受けた。


ヴァリアントにはカブールとチェザーレが射撃をしていた。


カブールらイタリア改装戦艦はQE級の装甲は貫通できないので、榴弾を装填していた。

カブールの第7斉射のうち、3発の32cm榴弾が命中した。ヴァリアントは甲板で火災が発生した。また、かなりの数の対空火器を無力化した。

また、チェザーレの第9斉射は1発が艦橋に直撃し、レーダーを機能不全にさせて、さらに艦長以下数名の士官が負傷したため、ヴァリアント艦内で混乱が発生した。


ここまで砲撃すると、カブールはタラントに向け撤退した。その穴を埋めるように、日本から支援艦隊として来ていた戦艦比叡、霧島が合流した。


比叡と霧島は一気に速力を上げ、25km圏内に突入し、利根ら第十戦隊と合流し、旗艦を比叡に変更、第3戦隊とした。


比叡は交互撃ち方にて、高仰角で主砲を射撃した。

第8斉射にて、命中弾を得て艦尾のカタパルトを吹き飛ばし、第11斉射にて砲弾がほぼ垂直に水面に飛び込んだことで水中弾効果が発生、ヴァリアントの水中装甲を貫通した。


霧島は比叡に呼応し、第8斉射で3発の命中弾を得て、その内訳は艦橋に2発、煙突に1発であった。

さらに第12斉射では艦首の薄い水平装甲を貫通し、そのままA砲塔の弾薬庫前面に砲弾がダイブしたため、ヴァリアントのA砲塔は空高く打ち上げられた。


しかし、反撃により比叡は第3砲塔を誘爆はしなかったものの破壊され、霧島は至近弾によりスクリューを損傷した。


この後、イギリス艦隊は勝ち目がないと悟り撤退した。

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