マルタ島空襲(後編)
第一波に続き、25機の四式重爆が飛来した。
「目標、地下弾薬庫と思われる施設!誘導爆弾を投下だ!投下!」
「レーザーで施設への照準完了!爆弾投下!」
四式重爆から各機2発の1000番爆弾が投下された。
この爆弾は、イギリスが重点的に長い年月をかけて守ってきたマルタ島の地下弾薬庫の天井部を易々と貫通し、内部で爆発した。
爆発は次々と連鎖し、誘爆を起こして、島全体を覆うほどのキノコ雲を発生させた。
「なんてこった!?奴らこんなに弾薬を溜め込んでいたのか!それは勝てんわけだ。」
また、マルタ島の海軍基地も攻撃を受けた。潜水艦用のバンカーは破壊され、さらには港湾設備も30%ほどが破壊された。
「マルタの海軍基地にはめぼしい目標はいなかったな。」
「おそらく、アレクサンドリアにでも引きこもっているのでしょう。」
「きっとそうだな。アレクサンドリアはイギリスの戦艦がウヨウヨいるからな。あそこはイタリアに頑張ってもらおう。我々が叩きすぎると、奴らの参加がなくなってしまうからな。」
一連の空襲から生き残った艦船はジブラルタルやアレクサンドリアに逃げていった。
「大体の標的は破壊したな。各機、離脱だ。損耗は、Do217が3機、四式重爆が1機か。悪くはないな。」
「しかし、四式重爆を失ったのは痛いですな。あれは鹵獲されると面倒ですよ。」
「大丈夫だ。流石にイタリア海軍に回収されるだろう。別にイタリアに解析されても、我々の利益になるだけさ。」
「そうですか。まあそこまでいうのならば大丈夫でしょう。とりあえずイタリア海軍に通報しておきましょうか。」
という感じでマルタ島空襲は成功を収め、作戦機はドイツやイタリアの飛行場に着陸し、この作戦は終了した。




