第二次ソロモン海戦(第一夜戦)
1943年4月、日本軍は軍令部第三部の努力により、米海軍の新鋭戦艦2隻ががダルカナル島を艦砲射撃するために接近していることを掴んだ。
「ここは我々も大和と武蔵を出して対抗すべきです。流石に長門型以前の戦艦だと対抗不可能です。」
「そうだな。では第一戦隊、第四戦隊、第一水雷戦隊、第四水雷戦隊に出撃を命じる。」
といった感じで迎撃が決まった。
この時の編成は
連合艦隊第一戦隊
大和・武蔵
第二艦隊第四戦隊
愛宕・摩耶・高雄
第一水雷戦隊
阿武隈
第六駆逐隊:雷、電、響、暁
第二十一駆逐隊:初春、子日、初霜、若葉
第四水雷戦隊
第四水雷戦隊:由良
第二駆逐隊:村雨・夕立・春雨・五月雨
第九駆逐隊:夏雲・朝雲・峯雲
第二十七駆逐隊:有明・夕暮・白露・時雨
であった。
栗田健男中将は旗艦愛宕に乗艦し、指揮を取ることにした。
4月13日午前1時、第67.4任務部隊のキャラハン少将はタイポ岬を通過した。
キャラハンの67.4任務部隊は
駆逐艦カッシング、ラフィー、ステレット、オバノン、
巡洋艦アトランタ、サンフランシスコ、ポートランド、ヘレナ、ジュノー
駆逐艦アーロン・ワード、バートン、モンセン
という陣容であった。
そのころ、栗田中将率いる第四戦隊と第四水雷戦隊はサボ島北方を通過していた。
「22号電探が敵の艦隊を探知しました。攻撃しますか?」
「もちろんだ。第二駆逐隊は第四戦隊の護衛として残そう。それ以外は全艦突撃だ!」
由良以下第四水雷戦隊各艦は突撃を開始した。
距離10000mまで接近した時、西村祥治少将は攻撃を下令した。
「全艦攻撃を開始せよ。目標、前方の巡洋艦群。」
まず、九駆と二十七駆が一斉に魚雷合計32本を発射した。
さらに、二十七駆は30ktまで速度を引き上げ、さらに前進を開始した。
「西村がおっ始めたな。我々も攻撃を行う!目標敵重巡、テーッ!」
高雄、愛宕、摩耶の第四戦隊は魚雷24本を射撃し、その後203mm砲の射撃を開始した。
まず、四水戦が発射した魚雷32本がキャラハンの部隊を襲った。
まず1本が駆逐艦カッシングに直撃、艦橋より前が吹き飛ばされ、沈没も時間の問題となった。
さらにアトランタにも2本の魚雷が命中、浸水により艦が15度傾いた。
オバノンにも1発が命中し、艦が真っ二つとなり轟沈した。
続いて、サンフランシスコやヘレナなとが第九駆逐隊を目標に射撃を開始したが、ヘレナ以外は有効な打撃を与えられずにいた。
ヘレナの放った155mm砲弾は、峯雲の周囲に着弾し、峯雲に3発が命中すると、峯雲は右方向に傾き出した。
さらにジュノーの狙っていた有明にも5インチ砲が6発命中し、有明は沈んでいった。
次の瞬間、第67.4任務部隊の中で爆発が発生した。
第四戦隊の放った魚雷24本が着弾し始めたのだ。
ヘレナに1本、ポートランドには2本が命中した。
ヘレナの船体後部に魚雷は命中し、一瞬にして火事と2本のスクリューを破壊したため、速力は低下し、また、回避起動の途中に命中したため、舵の向きが固定され、操舵不能となった。
ポートランドに命中した魚雷は艦中央に2本とも命中した。
酸素魚雷の炸薬量は圧倒的で、すぐにポートランドは左舷に傾斜しだした。
しかし、突如摩耶で爆発が発生し、第3砲塔が空高く打ち上げられた。摩耶はかろうじて沈没しなかったが、大破に追い込まれた。
そう、ここに来て第64任務部隊が姿を現したのだ。
アメリカ新鋭戦艦の姿を確認した第四戦隊と第四水雷戦隊は反転を開始した。




