第一次ソロモン海戦(後編)
南方部隊と北方部隊を立て続けにタコ殴りにした第八艦隊は輸送船団に向け吶喊していた。
まず、鳥海が先頭となり、主砲、高角砲など使える火砲を全て使用し、アメリカの輸送船を叩きのめし始めた。
鳥海が230発、古鷹が126発、青葉が162発、衣笠が120発、加古が126発、天龍が140発、夕張が125発の主砲弾を射撃した。
また、各艦高角砲による水平射撃も実施し、多数を命中させた。
夕凪は…機関の故障により戦線を離脱した。
こうして、アメリカのガ島撤退作戦は戦術的にも、戦略的にも失敗となってしまった。
そうしてトラックへ引き返している最中の時のこと、加古が突如として雷撃を受けた。
かろうじて回避に成功し、また同時に、夕張に急遽搭載されていた九三式探針儀が潜水艦を発見した。
鳥海は爆雷2発を積んだ零式水観を発艦させた。
「情報によると敵の潜水艦はこの辺りのようだな。」
「おっ。アレは潜望鏡だ。爆雷を投下。さっさと離脱だ。」
高く水柱が立ちのぼった。
しばらくすると爆雷を投下した位置の周辺に黒い油と木の残骸が浮かんできた。
「旗艦に連絡だ。敵潜水艦1を撃沈確実だとな。」
こうして無事に第八艦隊はトラックへ帰投した。
ルーズベルトは完全に怒っていた。
「君たちは貴重な重巡洋艦を5隻も失い、さらに第一海兵師団は脱出船を失い、更にはルンガ泊地も破壊されたッ。どうしてくれるんだッ!」
「今回の戦闘では、敵が夜襲を仕掛けることが完全に想定外でした。そのため、リーフコール大佐は夜戦に不利な陣形をしてしまったと考えています。」
「君たちは想定外も想定しないといけないのだ!しっかりせんか!」
といった感じであった。




