ハワイ沖海戦(後編)
ハワイの西方では、日本の一航艦と二航艦が進出していた。
その空母の陣容は
一航艦
・赤城
・加賀
・蒼龍
・飛龍
・大鳳
・翔鶴
・瑞鶴
二航艦
・更科
・鳳龍
・隼鷹
・飛鷹
・瑞鳳
・祥鳳
・龍驤
であった
そして、このうち、ジェット機対応改修を受けたのは、赤城、加賀、大鳳、翔鶴、瑞鶴、更科であった。
そして、第一次攻撃隊が発進した。
第一次攻撃隊
紫電 36機
烈風 64機
流星 40機
彩雲 12機
「前方より敵の迎撃機、653空で対処する。一番機、誘導弾発射、目標は距離15km、本機の11時方向、高度3000m、着弾まで11秒」
「弾着…今」
「敵機、電探から反応消失。」
「二番機、格闘戦に入る。冷却終了、誘導弾発射。」
こうして、アメリカの迎撃機は壊滅してしまった。
「こちら彩雲、これより射撃管制電探と近接信管へのジャミングを開始する。」
「了解。流星隊と爆装の紫電隊は突入を開始する。」
まず、先頭を飛んでいったのは、百二十番四号を4発搭載した爆装紫電だった。
「こちら第六○一空、攻撃のため進出する。全機再燃焼装置に点火、800節まで増速せよ」
「四号爆弾を投下せよ!爆弾、投下!投下!」
この紫電隊が投下した赤外線誘導爆弾は、最も大きな赤外線を発していたホーネットII、ヨークタウンII、エセックスに向かっていった。
ホーネットIIには3発の1.2t爆弾が命中した。
いずれも甲板と格納庫の水平装甲を易々と貫通し、機関室も突き抜け、艦底で爆発し、船体は破断されなかったものの、わずかな歪みが発生した。
さらに不幸なことにこの時、ガソリンパイプが破損し、ガソリンを垂れ流し始めた。
ヨークタウンIIには、5発の1.2t爆弾が命中した。
あるものは側面装甲を貫通し、格納庫内部に突入、そこに駐機していたTBDは格納庫もろとも吹き飛ばされてしまった。
さらに、甲板にも多数の1.2t爆弾が直撃し、これは空中炸裂弾だったため、多数の対空砲を無力化した。
エセックスには4発が飛来したが、全てが空中炸裂弾であったため、艦への直接的な被害は免れたが、艦橋は吹き飛ばされ、またほとんどの対空火器が無力化されてしまった。
流星隊は全機が雷装であった。
「あの被害が最も小さそうな空母を狙うぞ。魚雷、投下!」
狙われたのはホーネットIIであった。
ホーネットIIには8本の魚雷が向かっていった。
そして、3本の魚雷が命中すると、ホーネットは艦内に充満していたガソリンにより、爆沈した。
次に狙われたのはヨークタウンIIだった。
ヨークタウンIIには22本の魚雷が向かっていき、12本が直撃した。ヨークタウンIIはフレッチャー中将共々急速に横転した。
残りの10機の雷撃機は、唯一健在だったインディペンデンスに殺到し、2機が撃墜されたが、8機が魚雷を投下し、3本が命中、軽空母は魚雷3本の命中には耐えられずに横転、沈没した。
こうして、米軍空母機動部隊は壊滅した。
しかし、艦自体には大した損傷のないエセックスは、日本軍によりハワイに曳航され、仮設艦橋を設置したのち、佐世保へ回航されることとなった。




