新型機開発(2)と新兵器
日本軍は艦戦、艦攻、艦爆と続き、新たに艦偵を設計することとした。
これは、彩雲と命名された。
機体については、
「この新機体たちは一部部品を共通化すべきだ!」
という渡邉少将の考えと、
「偵察機は速いほどいい」
という現場の感想から、
彩雲は、流星をベースにすることが決定された。
また、
「これからは電子、つまりレーダーや通信での戦いも重要だ」
という渡邉少将の考えのもと、電探と電子戦装備が積載された。
また、保守派の
「見張り員も欲しい!」
という考えから電探手は見張り員を兼ねていた。
また、すべての武装は速度に全振りするために撤去されてしまった。
1942年2月に初飛行、5月に制式化された
試製彩雲・彩雲
・全長 11.2m
・全幅 14.4m(折りたたみ時は8.2m)
・自重 3.0t
・翼面積 35.5平方メートル
・エンジン ハ43-11
2200馬力
・固定武装 なし
・爆弾倉内には十三号電探(軽量化型)を搭載
・最高速度 370kt
電子戦装備
・零式電波傍受機
・零式電波妨害機
さらに、米国でいうところのサイドワインダーのようなものの試作型が、海軍技研と空技廠が開発しており、1941年12月16日に試作品が完成、1941年12月20から1942年2月まで試験を行い、二式空対空誘導弾として制式化された。
二式空対空誘導弾
・全長 1.2m
・直径 7cm
・誘導方式 IR
・最大機動G 30G
・射程 最大7km
・速度 マッハ1.6
さらに対艦ミサイルも開発が加速していたが、こちらは実現に時間がかかりそうなので触れないでおく。
これら新型兵器は、さっそく増産体制に移行し、既存の生産ラインを置き換えていった。
生産は順調に進んで、
1942年の6月には、赤城の艦載機をすべて新型の烈風、流星、彩雲におき変えられるほどの量が確保できていた。
これら新型機・新型兵器はこの後さらに生産が拡大していった。




