セイロン沖海戦(後編)
日本空母を発艦した第一次攻撃隊は、イギリス艦隊上空に到達した。
「敵艦隊上空に到達した。攻撃開始だ!先ずは零戦隊を突入させろ。」
零戦隊は、敵の護衛機であったシーファイヤとの空戦に突入した。
ドイツ戦線での経験を活かして、英軍パイロット達は旋回戦を選択したが、これは悪手であった。
「なんだ!この日本機の旋回性は!内側を取られる!くそ!次々と落とされる!」
といった感じで日本機の想像以上の旋回性により完封されてしまったが、零戦も3機の被撃墜が出た。
空戦を制した零戦隊は、駆逐艦にロケット弾攻撃を実施し、魚雷を誘爆させたことで4隻の駆逐艦を撃沈した。
「誘導爆弾を投下せよ!」
99艦爆隊は空母を狙い、250kgの4号爆弾を投下した。敵はイラストリアス級であり、インドミダブルには18発、フォーミダブルには16発命中したものの、250kg爆弾では装甲を貫けず、甲板で次々と爆発し、対空火器やアレスティングワイヤなどしか破壊できなかった。
さらに99艦爆は、対空砲火で12機、シーファイヤとの空戦で4機が撃墜されてしまった。
続いて、97艦攻が雷爆同時攻撃を仕掛けた。
熾烈な対空砲火により15機が撃墜されたものの、残りは投下に成功し、2隻の空母に45本の魚雷と42発の800kg誘導爆弾が向かっていった。
インドミダブルには魚雷4本、爆弾12発、フォーミダブルには魚雷3本、爆弾18発が命中し、かろうじてインドミダブルは推進力は維持していたものの、ただの浮かぶ鉄の箱となった。
赤城艦上にて…
「すぐに第二次攻撃隊を出せ!敵の戦艦をやるんだ!それから第一次攻撃隊が全機帰還し次第、第三次攻撃隊による薄暮攻撃の準備だ!」
第一次攻撃隊の様子により、99艦爆の250kg爆弾では被害が少ないので、第二次攻撃隊は、97艦攻を主軸に編成された。
第二次攻撃隊
零戦 58機
97艦攻 65機
第二次攻撃隊が英艦隊上空へ到達した。
真っ先に狙われたのは近代的な艦影に変貌していたウォースパイトであった。
ウォースパイトには零戦24機、97艦攻24機が来襲した。
零戦がロケット弾で艦橋周辺を射撃すると、非装甲部分は吹き飛んでしまった。さらにレーダーも破壊されてしまった。
97艦攻は10機が魚雷を抱えており、熾烈な対空砲火の中、7機が投下に成功した。
魚雷はすーっと航行し、4本がウォースパイトに命中した。1発は艦首に命中し、浸水を引き起こした。2本はウォースパイトの対魚雷装甲に止められたが、1本はクリーンヒットし、大規模な浸水を引き起こした。
800kg誘導爆弾を抱えた97艦攻14機は、12発の投下に成功し、10発を命中させた。
ウォースパイトの水平装甲は食い破られて、火災と、弾薬庫の誘爆が発生し、ウォースパイトはサマヴィルとともに沈んでいった。
この光景を見た戦艦ラミリーズとレゾリューションは、撤退を開始したが、直後に零戦35機、97艦攻41機に襲われた。
97艦攻隊は19本の魚雷と16発の爆弾の投下に成功した。
ラミリーズには魚雷5本、爆弾8発、レゾリューションには魚雷8本、爆弾4発が命中した。
これを見た巡洋艦部隊には逃げられてしまったが。大戦果であった。
この後、アルガノン・ウィリス中将率いるB部隊はマダガスカルまで撤退した。




